Razer，幅40cmの光るサウンドバー「Leviathan V2 X」を発表。サブウーファーを省略したコンパクトモデル

　北米時間2022年8月17日，Razerは，サウンドバータイプのゲーマー向けスピーカー「Razer Leviathan V2 X」（以下，Leviathan V2 X）を発表した。USBによる有線接続と，Bluetoothによるワイヤレス接続に対応するサウンドバーだ。Razer直販サイトにおける税込価格は1万5880円である。

Leviathan V2 X。見てのとおり，Razer Chroma対応のLEDイルミネーションを下側に搭載している

　Razerのサウンドバーと言えば，2022年5月に国内販売が始まった「Razer Leviathan V2」（以下，Leviathan V2）が，思い浮かぶ。Leviathan V2は，大型の付属サブウーファーがセットの製品だが，Leviathan V2 Xは，サウンドバー本体のみの製品だ。
　ただ，単純にLeviathan V2からサブウーファーを省略した製品というわけではない。Leviathan V2 Xは，サウンドバー本体のサイズは約400mmだそうで，Leviathan V2の約500mmより10cmほど小さくなっている。背面インタフェースも異なるので，別物と考えるべきだろう。

背面インタフェースは，USB Type-Cポートだけになったようだ。付属ACアダプターを必要としたLeviathan V2とは異なり，USBからの電源供給で動作する

　サブウーファーなしとなると，低音域の再生能力が気になるところ。仕様を確認したところ，Leviathan V2 Xの周波数特性は80Hz〜20kHzとなっており，Leviathan V2の45Hz〜20kHzに比べると，やはり低音域の再生能力は落ちる。ただ，小型のサウンドバーとしては，低音域の周波数特性はこの程度が相場と言えなくもない。
　なお，Leviathan V2は，バーチャルサラウンドサウンド技術「THX Spatial Audio」に対応していたが，Leviathan V2 Xは対応しないといった点も大きな違いだ。

Leviathan V2 Xの内部構造を示したイラスト。スピーカーの後にパッシブラジエータがある構造は，Leviathan V2と変わらない

　同じようなサイズと機能のサウンドバーとしては，実勢価格が6480円と比較的安価な「Creative Stage Air V2」という製品もあり，Leviathan V2 Xに，どれくらい競争力があるのかは，なんとも言い難い。とはいえ，約40cmというコンパクトさや，Razer製品というところに惹かれる人はいるだろう。

RazerのLeviathan V2 X製品情報ページ