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[TGS 2008#082]コーエーブースで思わぬ発見。アトリエシリーズ最新作,NDS用タイトル「アニーのアトリエ〜セラ島の錬金術士」プレイレポート
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印刷2008/10/12 03:16

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[TGS 2008#082]コーエーブースで思わぬ発見。アトリエシリーズ最新作,NDS用タイトル「アニーのアトリエ〜セラ島の錬金術士」プレイレポート

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 1997年にプレイステーション用ゲームとして発売された第1作,「マリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術士〜」に端を発し,現在に至るまで11作品+αがリリースされている「アトリエ」シリーズ。

 主人公は錬金術士で,さまざまな場所で材料を集め,レシピに従いそれを調合して新しいアイテムを創り出す。そしてそれを利用してイベントをこなしつつシナリオを進めていくというのが,シリーズを通しての共通の流れになっている。


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 1作めから5作めまでは類似したシステムを採用していたが,6作めとなる「イリスのアトリエ エターナルマナ」から路線を変更。オーソドックスなRPGに,錬金術でアイテムを作り出すという従来シリーズからのシステムを融合させたスタイルとなっている。現時点での最新作は,その流れを汲んだ「マナケミア2〜おちた学園と錬金術士たち〜」だ。

 しかし一方で,ファンの間では1作めのシンプルなシステムを懐かしむ声が大きかったこともあり,それを受けて別路線として発売されたのが,原点回帰を果たしたニンテンドーDS用タイトル「リーズのアトリエ〜オルドールの錬金術士」。今回,プレイレポートとしてお届けするのは,その新シリーズの2作めにあたる,「アニーのアトリエ〜セラ島の錬金術士〜」だ。

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 東京ゲームショウ2008では,開発元であるガストはブースを出していないものの,コーエーブースに試遊台が置かれているのを発見したので,すかさずプレイしてみた。TGSバージョンでは二つのモードが用意されていたが,「はじめから」を選択すれば本作のストーリーをじっくりと堪能できた。

 イベントイラストを何枚も表示しながら,世界観を分かりやすく説明してくれるのは前作と同じだ。本作では,次のようなストーリーが解説されていく。

 日々だらだらと過ごしていた少女アニーだが,それを見かねた錬金術士の祖父は,アニーをセラ島へ送り込んでしまう。リゾート開発計画が進行しているセラ島にて,錬金術を駆使して開発に貢献することになるアニーだが,認められればマイスターの称号と共に,王子様と結婚して何不自由ない生活が送れるかもしれないという話を聞き,一気にやる気を出す。玉の輿を目指して,彼女の奮闘が始まった!

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 ストーリーの紹介が終わると,こちらのモードはここで終了となる。大まかなあらすじが把握できたところで,次は「つづきから」を選び,実際のゲームシステムを体験してみた。データをロードすると,主人公アニーの住むアトリエ(工房)からゲームが始まる。部屋の中央には,錬金術には欠かせない釜が配置されており,釜に向かいAボタンを押すと調合画面が開き,アイテムが調合できるのだ。試しに何か作ってみようと思い,アイテムを選択してAボタンを押してみたところ,材料がないとのメッセージが表示された。

 そこで,まずは材料採取のために街の外へ出かけてみた。アトリエの外に出ると移動可能な場所が画面に表示されるので,行きたいところを十字キーで選択するか,タッチペンでタッチするだけで好きな場所に移動できる。今回のプレイでは2か所が選択できたので,滝つぼへと移動してみた。すると,下画面に“?”マークが表示されたので,アニーをそこへ移動させてAボタンを押すと,材料が採取できた。

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 ただし,移動中や採取中には敵に遭遇することもある。エンカウントすると戦闘画面になるので,表示されたコマンドから行動を選んで戦おう。TGSバージョンでは味方キャラが若干強い状態で始まるので,Yボタンを押しっぱなしにして戦っていれば,まず負けることはない。戦いに勝てば,いくらかのお金に加え,アイテムが得られることもある。

 材料を集め終えたところで,今度は滝つぼから図書館へと移動してみた。ここには,調合できるアイテムが増えるようになる“レシピ”が売られている。お金に余裕のある状態でゲームが始まっているので,今回はとりあえず,有り金をはたいて買えるだけのレシピを購入。その後アトリエへ戻り,釜の前でAボタンを押すと,大量のアイテムが作れるように! ……しかし,そのほとんどは材料が足りず調合不可能だったので,中から二つほど選んでアイテムを作ってみた。

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 調合の操作も簡単で,作りたいアイテムを選んでAボタンを何度か押すだけ。中盤を過ぎると調合バリエーションも増えていくらしいが,今は序盤なので深く考えずにボタンを連打。すると,派手なアニメーションがムービーで流れたあと,アイテムが完成した。こんなに簡単なら,と調子に乗って別のアイテムを作ってみたら,調合に失敗して黒い塊ができてしまった……。

 今回のデモプレイは,残念ながらここでタイムアップとなったものの,本作のポイントである材料の採取と調合,そして戦闘は一通り体験できた。ニンテンドーDS版は,原点回帰を目指したシリーズ作品ということもあり,手軽に新しいアイテムを作り出す楽しみが味わえる。やり込み要素も数多く盛り込まれているとのことなので,シリーズ1作めをプレイしてハマった人はもちろんのこと,やり込み系のゲームが好きな人や,じっくりのんびり遊べるゲームを探している人は,ぜひプレイしてみてはいかがだろうか。個人的に,本作の美しいBGMが耳に残ったということも最後に記しておこう。
  • 関連タイトル:

    アニーのアトリエ〜セラ島の錬金術士〜

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