［E3 2010］フォーチュン・シティがロサンゼルスに出現!? カプコン「DEAD RISING 2」パーティー潜入記

　カプコンは現地時間の6月14日20：00，「DEAD RISING 2」（PC/PlayStation 3/Xbox 360）に関するパーティーをロサンゼルス市内で開催した。本稿では，シークレットでアダルトな雰囲気たっぷりに行われた，パーティーの様子をレポートしよう。

　会場となったのは，街の中心部から少し離れた寂しげな場所にある，レンガ作りの倉庫風の建物。しかし，その建物の前には，「Welcome to Fortune City」の看板がきらびやかに輝いていた。そう，パーティー会場は，本作の舞台である「フォーチュン・シティ」をイメージしたものとなっていたのだ。



　屈強な黒人ガードマンのチェックを受けて場内に入ると，大音響の中，ステージ上で男女のダンサーがあやしく体をくねらせていた。パーティーということで食事やアルコールも振舞われ，のっけからテンションは最高潮といったところだ。



　さらに倉庫裏のオープンスペースに出ると，なんとそこにはカジノが。ルーレットにポーカー，そしてクラップスといったゲームの遊戯台が持ち込まれた，かなり大掛かりな演出となっていた。
　もちろん入場者は自由にプレイ可能で，入場時に渡されたお札（本物ではなくおもちゃの1000ドル札）を換金し，思い思いにゲームに興じていた。

きらびやかな照明が用意され，まるで本物のカジノのような雰囲気。頭上でポールダンサーが舞い踊る中，参加者は思い思いにギャンブルゲームを楽しんでいた

DEAD RISING 2のプロデューサーである稲船敬二氏も来場し，関係者との歓談を楽しんでいた。カプコンの他作品のプロデューサー達の姿も見られ，日頃のゲーム開発での苦労を忘れて楽しんでいるようだった

　会場内にはDEAD RISING 2の試遊台が多数用意され，参加者は自由にプレイできた。短時間ではあったが遊んでみたところ，前作にあった「写真撮影」の要素は見当たらなかったが（主人公が，前作のカメラマンから元モトクロスチャンピオンに変わっているので，当然といえば当然か），基本的なゲームシステムは前作を踏襲しているようだった。
　時間制限があることや，仲間からの無線通信，“CASE FILE”と呼ばれるチャートを元にシナリオが展開していく点も同様だ。さまざまな武器を使い，バカバカしくも激しくゾンビをやっつけていく，あの独自のテイストは，もちろんしっかりと受け継がれている印象である。

　試遊台では，シナリオモードの冒頭から体験できるようになっていた。“2”のウリの一つでもある，複数の武器を合成する「Combo Weapons」（コンボ武器）は，冒頭から利用できるようだ。
　また，収集することで合成可能な武器の種類が増える「Combo Card」の中には，釘バットといった定番（？）から，バッテリーと鉄製熊手を組み合わせた過激な武器，さらには大きな熊のぬいぐるみと機関銃を組み合わせた，「実際どう使うの？」といったものまで含まれており，新たな武器を手に入れる楽しみも味わえそうだ。

本作は，北米地域では8月31日に発売予定となっている。実際に遊んでみた限り，かなり完成に近づいている印象だ

娘を救うべく，ゾンビ退治に精を出す主人公チャック。合成武器が完成するたびに見せる「上出来だぜ」的なドヤ顔が，またいい

　さて，そんなふうに体験プレイに夢中になっていると，なにやらステージのほうで動きが。なんと，セクシーな衣装に身を包んだ女性ダンサー4人によるパフォーマンスが始まっていた。みるみるうちにステージ前に群がる観客と一緒に，筆者も“かぶりつき”へと移動した。そこから激写した写真をちょこっとだけ掲載しよう。

フライトアテンダントをモチーフとした，なんともアダルトなダンスパフォーマンス。あまり詳しくは書けないが，ゴニョゴニョでゴニョゴニョな光景が展開していたのだ！

　その後もハードなサウンドを響かせての生ライブ演奏が披露されたりと，まだまだパーティーは続いていたが，われわれ取材班はそこで退散。眠らない街フォーチュン・シティの夜はなんとも賑やかに更けていくのであった。