「Minecraft」のマルチプレイサーバーがより手軽に作成可能に。新たな有料サービス「Minecraft Realms」の存在が明らかに

　インディーズ生まれの人気の箱庭ゲーム「Minecraft」において，新たなPC向けの有料サービス「Minecraft Realms」が提供されるという。これは，スウェーデンのIT情報サイト「it24」に掲載されたインタビューで，開発元 MojangのCEO カール・マネー（Karl Manneh）氏が明らかにしたものだ。
　なお，Minecraft Realmsサービスのβテストは，2013年5月から開始される予定。詳細は未定だが，同サービスは月額制で，現時点では“10万人ほどの参加者がいれば採算が取れる規模”を目指すとされている。

　既存の「Minecraft」では，プレイヤー自身が専用サーバーを構築してオンラインモードを楽める。しかし，この機能は，セキュリティの知識に乏しかったりもするカジュアル層や未成年者といったプレイヤーには，ハードルの高いものだった。
　今回明らかにされたMinecraft Realmsは，こうしたハードルを取り除き，プレイヤーが誰でも安全に独立したワールドを作成可能な，Mojang運営の専用サーバーだ。このサーバーには，MojangによるMODの推薦システムも構築され，MODに対して“インストールしたらクラッシュするか”といったテストや認定も行われるらしい。

　さて，開発元のMojangは，Minecraftのアルファ版（バージョン1.2）から現行バージョン（1.5）までに費やした，826日にわたる作業を8分間の面白い映像にまとめている。映像に出てくるそれぞれのドットはファイルで，色がファイルタイプ。開発者達が作業を進めている様子が――なんとなく――分かるのではないだろうか。

「Minecraft」公式サイト