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「MTG」最新セット「カルロフ邸殺人事件」,デビュー番組を公開。殺人事件と調査の過程を描く,複数の新メカニズムとカードが明らかに
カルロフ邸殺人事件は,世界がまるごと巨大な1つの都市として機能する次元「ラヴニカ」を舞台とする新たなスタンダード・セットだ。ティサ・カルロフ邸で催されたパーティーで,突如として発生した殺人事件の謎を追う物語が展開される。
本セットには,事件とその調査の過程を表現した新メカニズムとして「変装」「偽装」「事件」「証拠収集」「容疑」が登場し,イニストラードを覆う影からの再登場となるキーワード能力「調査」を持つカードも収録されるとのことだ。
変装は,以前に登場した変異に近い効果を持つキーワード能力だ。変装を持つカードは,3マナを支払うことで裏向きに唱えることが可能で,それは「2/2 護法2」を持つ無色のクリーチャーとして扱われる。
裏向きのクリーチャーは,カードに対応した変装コストを支払うことで,いつでもカードを第1面(表面)に切り替えることが可能だ。つまり,変異に護法2が付与されたキーワード能力と考えれば良いだろう。姿を変えたことによる“狙われにくさ”を,護法という回避能力によって表現しているイメージだろうか。
それと対になる新要素である偽装は,指定したカードを裏面で唱えられる「予示」の調整版だ。偽装によって裏面で唱えられたカードも,変装と同様に「2/2 護法2」を持つので,同時に投入することで相手を撹乱できる。もちろん,変装を持つクリーチャーが偽装によって唱えられた場合,変装の能力で自身を表向きにすることが可能だ。
変装と偽装が“騙す側”のメカニズムであるなら,それに続く事件,情報収集,容疑は“解き明かす側”の動きを示すメカニズムだ。
事件は新たなカードタイプで,すべての事件が3つの能力を持つ。上段の効果は常に有効で,中段にはプレイヤーに課せられる「解明条件」が記されている。終了ステップ開始時に解明条件を満たしていれば,下段の効果が有効になる。
容疑は,特定のクリーチャーに「容疑をかけられた」という指定を与える効果だ。容疑をかけられたクリーチャーは威迫を持つが,ブロックができなくなる。攻撃に有利になる威迫を持てるので,場合によっては自身のクリーチャーに容疑をかけるのもアリかもしれない。
証拠収集は,新たなコスト支払いのメカニズムだ。「情報収集X」のような形で数字が割り当てられ,合計マナ・コストがXに達するように墓地からカードを追放することで,コストを支払ったとみなされる。
番組の中で公開されたカードの日本語版は,マジック:ザ・ギャザリングのX(旧Twitter)公式アカウントで紹介されている。また,公式サイトではメカニズムの詳細を説明する記事が公開されているので,そちらも参考にしよう。
テイサはラヴニカ次元におけるファイレクシアとの戦いにおいて,大きな役割を果たしました。#mtgjp #MTGKarlov pic.twitter.com/chmqYyrl59
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) January 16, 2024
「マジック:ザ・ギャザリング」公式サイト
「カルロフ邸殺人事件」のメカニズム
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