［G-Star 2011］UE3採用のタブレット/スマートフォン向けFPS「Combat Arms :Zombies」をプレイ。タッチパッド操作で戦うゾンビ達は強かった

　Epic Gamesの「Unreal Engine 3」を使って作られたタブレット端末/スマートフォン向けFPS，「Combat Arms :Zombies」が，G-Star 2011のNexonブースにおいてプレイアブル出展されていた。ブース内にはタブレット端末版とスマートフォン版のいずれもが用意されていたが，今回はタブレット端末版を遊んでみた。


　日本ではあまり知られていないタイトルだが，本作は，オンラインFPS「Combat Arms Online」のPvEモードをベースとしたゲームだ。Combat Arms Onlineは，欧州や北米，ブラジルなどでサービスされているミリタリーFPSだが，今回紹介するものは「Zombies」とタイトルにもあるように，人ではなくゾンビを相手に戦うこととなる。
　プレイヤーは作戦行動中に孤立してしまった軍人で，襲い来るゾンビ達を倒し続け，救援隊が到着するまでなんとしても生き延びなければならないというシチュエーションだ。

　ゾンビには「Zombie」「Tanker」「Explosive」「Assassin」，そして「Venom」の5種類が存在し，それぞれ異なる攻撃パターンで襲い掛かってくる。プレイヤーはステージに合わせて武器をカスタマイズし，さらに，優先して倒すべき敵を即座に判断するなどして対処していくことになる。

照準が合わずあたふたしているうちに，ゾンビに襲われて死んでしまった……

　操作は画面左下にあるマークをタッチして動かすことでキャラクターの移動，右下をタッチしながらスライドすると視点の移動，右下のボタンをタッチすると射撃といった感じで行う。筆者は普段PCでFPSをプレイしているが，タブレット端末でFPSをプレイするのは初体験だ。それだけに，PCとはだいぶ感覚の違うタッチパッドでプレイするのは難しく，なかなかゾンビに照準を合わせられなかった。まあ，周りでプレイしている来場者のゲーム画面を覗き込んでも，筆者同様，なかなか敵を倒せないようだったので，バタバタとゾンビをなぎ倒すにはある程度の慣れが必要なのかもしれない。
　……親指で視点移動と射撃の両方を行うのはかなり厳しい気がするのだが，筆者がヘタすぎるだけなのだろうか。

　さすがにUnreal Engine 3を使っているだけあって，グラフィックスは十分にキレイで，ゾンビ達の動きも悪くない。


　ちなみに，今回のプレイでは確認できなかったが，筆者のようなプレイヤーのために，実力に合わせて自動で難度を調整してくれるシステムも搭載されているそうだ。とはいえ，目の前にいるゾンビを撃ちたくても思うように撃てず，返り討ちにあってしまうというのは正直悔しく，タブレット端末やスマートフォン向けのFPSも，これからは積極的にプレイして腕を磨こうかと思ってしまった。機会があれば本作に再挑戦してみたいが，それにしてもうーん，ゾンビが強い。