ムービー
[G-Star 2012]「カウンターストライクオンライン2」のプロモーションムービーを掲載。CSOとはどこが違うのか,特徴を開発者に聞いた
Song氏によれば,大きな特徴となるのは,グラフィックスとコミュニティの強化という2点だそうだ。
まず,グラフィックスは,最新バージョンの「Source Engine」を採用したことで,前作よりもリアルな表現が可能になっているという。とくに注目すべきは影の描画で,キャラクターの位置の変化や光の筋,方向などを計算して影の形が変わるそうだ。Song氏は,グラフィックスは「カウンターストライク:グローバルオフェンシブ」以上にリアルだとアピールした。
コミュニティの強化については,SNSライクな機能をSong氏は挙げた。これは,例えばフレンドがアイテムを入手したり,クラン戦に勝利したりといった情報が容易に手に入る仕組みで,それに対抗意識を燃やして自分もがんばるとか,あるいはそれが会話のきっかけになる,といった使い方が想定されている。ちなみに,韓国ではNEXONのポータルサイトでSNS機能を提供しており,それをCSO2内に導入する形になる。また,また,海外展開に際しては,その国で主流になっているSNSを導入できないかと考えているという。
CSOといえば,カウンターストライク従来のゲームモードだけでなく,オリジナルの「ゾンビモード」がヒットしたタイトルだ。CSO2のゲームモードはどうなるのかという質問にSong氏は,CSO2ではむしろ,シリーズ伝統の爆破モードに力を入れていると答えた。シリーズを通して愛される「Dust2」や「Italy」といったマップを,CSO2のグラフィックスで再構築するといった試みも考えられており,シリーズファンには楽しんでもらえるはずとのこと。
そうしたタイトルに対して,CSO2はどういった位置付けになるのだろうか。Song氏がポイントとして挙げたのが,初めての人でも楽しめる,取っ付きやすさを重視したということだ。Counter-Strike 1.6を今から始めるのはさすがにハードルが高すぎるし,グローバルオフェンシブにしても,分かっている人向けという感じで,初心者がすんなり入っていくにはやはり難しいとSong氏は述べた。
そこで,プレイヤーの銃撃スキルだけでは勝負が決まらないカジュアルなゲームモード,例えば透明になったテロリストを音で探し出す「ステルスモード」などを実装する予定だそうである。
そして,もう1つ注力されているのが,キャラクター性だ。プロモーションムービーを見た人は女性スナイパーが登場するシーンで「あれ?」と思ったかもしれない。詳細は教えてもらえなかったものの,アバター面でもこれまでとは違った仕掛けが用意されるとのことである。
最後にSong氏は,CSO2をコアなシリーズファン,そしてカジュアルなゲーマーの両方が楽しめるオンラインFPSにすべく,開発を進めていると語った。今のところ,日本でのサービス日程は決まっていない(そもそも,韓国でもまだCBT段階だ)が,スケジュールが決まればローカライズを進めていくので,日本のプレイヤーも楽しみにしていてほしいと語ってくれた。
- 関連タイトル:
カウンターストライクオンライン2
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