［E3 2012］E3で最新トレイラーが公開された「真・三國無双6 Empires」のプロデューサー鈴木亮浩氏に，北米でも支持される理由を聞いてみた

　E3 2012のコーエーテクモゲームスブースでは，先日公開されたばかりの「Dynasty Warriors 7 Empires（邦題：真・三國無双6 Empires）」のトレイラーが流されている（関連記事）。本作は，「無双」シリーズのウリである一騎当千アクションと，“国取り”のシミュレーション要素の両方が楽しめる「Empires」シリーズの最新作だ。

プロデューサー 鈴木亮浩氏

　今回，ブースにいた本作のプロデューサー鈴木亮浩氏に，短い時間ではあったが話を聞くことができたので，その内容をお届けしよう。
　
　鈴木氏は本作の特徴として，トレイラーに登場した徐庶の存在や，前作で好評だった「争覇モード」をさらに充実させたものを搭載したことを挙げてくれた。ちなみに争覇モードは，君主だけでなく，一武将の立場からも国盗りの要素を楽しめるようにしたものだ。今作では，さらに軍師や大将軍といった立場でもプレイが可能になるという。

　また，戦況を一変させる「秘計」という計略の存在も，本作の見どころとのこと。これまでのシリーズ作品では，不利な戦況を変えようと思ったらアクション面で頑張るしかなかったが，本作では「援軍を呼ぶ」「落石を起こす」といったことで，戦況打破が可能になっているとのことだ。


　続けて，三国志という北米ではあまり馴染みがなさそうな題材を扱いながら，真・三國無双シリーズが北米でも支持される理由を鈴木氏に聞いてみた。きっかけとなったのは，「Dynasty Warriors 2（邦題：真・三國無双）」。1人で戦場を駆け回って戦況を変えるという，当時としては斬新なシステムが評価されたのだという。加えて，派手な戦闘アクションにもファンが多いのだそうだ。その一方で，三国志のキャラクター追加には，当然ながら日本ほどの反応は得られないと話していた。
　Empiresシリーズに関しては，自分の好きな国に攻め込めるというシステムが北米では受けているのだという。鈴木氏は「Minecraft」などのタイトルを引き合いに出し，北米のプレイヤーは自由度の高さを好むのではないか，と分析していた。

　鈴木氏は最後に，本作を「Empiresシリーズをお待ちのプレイヤーが望んだ形になっていると思います」とアピールしてくれた。シリーズファンは，2012年9月20日の発売を楽しみに待とう。

「真・三國無双6 Empires」公式サイト

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