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「黒い砂漠」の新クラス“スカラー”が発表された「2023カルフェオン宴会」日本パブリックビューイング会場をレポート
韓国で行われた「2023カルフェオン宴会」は,Pearl Abyssの開発者がステージに登壇して,本作の最新情報やアップデートに関する情報を発表するオフラインイベントだ。その模様は,サービスが行われている地域ごとのYouTube公式チャンネルにてライブ配信され,日本でもYouTube公式チャンネル「黒い砂漠@OFFICIAL_BDJP」で日本語訳が追加された映像が配信されている。
さらに,今回はプレイヤーを招待してのパブリックビューイングが実施されることになり,GMによる通訳と解説を交えてイベントを楽しめた。本稿では,「2023カルフェオン宴会」で発表された主要な情報に加えて,パブリックビューイング会場の模様を現地写真とともにお届けしていこう。
長年のアップデートで煩雑化した数多くの要素が刷新!
「2023カルフェオン宴会」では,現地の司会と「黒い砂漠」統括プロデューサーを務めるキム・ジェヒ氏がステージに上がり,ゲーム内要素の調整やアップデート情報を発表。最初に2024年のパッチノートが公開され,主にゲーム内の移動にまつわる調整が公開された。
●移動の簡素化
ゲーム内をワープできる「マグヌス」や,戦闘コンテンツにおける「黒い祠」の移動が簡素化されるとのこと。黒い祠では,一度クリアすれば以降はどこからでも参加できるようになり,再挑戦もすぐにできるようになるという。さらに「アトラクシオン」では,専用UIを設定することで必要な移動をなくしていくそうだ。
加えて,羅針盤があれば砂漠でピンを使えるようになり,大洋においては道案内機能の活性化も可能となる。また3種の「幻想馬」あるいは「夢見る香炉」を,「2022ハイデル宴会」での配布分とは別に,改めて全プレイヤーが受け取れるという。
●アイテムの簡素化
続いて,長年のアップデートで増加し続けた強化アイテムの簡素化が発表された。武器や防具ごとに分かれていた「ブラックストーン」が1つにまとめられる。
また,生活系コンテンツにおける「肉」や「実」のようなアイテムも,ほとんどが必要に応じて1種類に統合されるとのこと。消費系のバフアイテムについては「[PT]エリクサー」と一般的な「エリクサー」がPT用の効果に統一され,効果時間が15分間になるという。
さらに下位「水晶」や「生命の水晶」の統合,依頼アイテムの販売や自動削除,必要性が下がった「ブロンズ鍬」のような低等級の生活道具の削除,イベント「印章」の非アイテム化(バッグ以外のUIでスタック),韓国基準で2024年6月を目処に生活レベルの家門統合,といった抜本的な変更が数多く実施されていくそうだ。
このほかにも,「古代遺跡の結晶の欠片」を始めとした組み合わせアイテムのスタック保管が可能となり,膨大な種類のアイテムによって圧迫されていたバッグマスが大幅に改善される。
●戦闘コンテンツの調整
戦闘コンテンツの調整も予告された。直近の追加地域である「ウルキタ」の収益が,「デキアの灯り」使用時の「いばらの森」を基準としたものに引き上げられる。また,「デキアの灯り」対象の狩り場自体の収益も上方修正されるとのことだ。
そして,バレンシア地域の「ヒストリア廃墟」「アクマン寺院」「フィラ・ク監獄」「ルード硫黄鉱山」といった4つの場所が「デキアの灯り」対象の狩り場に追加される。
ボス系コンテンツでは,召喚書系ボスの整理に加えて,「黒い祠」の段階追加や「デヴォレカ」系アクセサリーの完成品ドロップへの変更が実施される予定だ。
なお,歴代のアップデートによって装着するものが増加した「水晶」「遺物」「光明石」「スキルプリセット」「スキル特化」といった,いくつものカスタマイズ要素を瞬時に変更できる「統合プリセット」が実装されるとのこと。
また,これまで装備の強化スタック数が上昇しなかった「クロン石」による強化については,装備とアクセサリーのどちらで失敗した場合でも「1」強化スタックが上昇するにように変更予定だという。
●ギルド機能の変更など
ギルド機能に関しても数多くの変更があり,ギルドミッションのシステム変更,新たなミッションの追加,ギルド日給の最大値増額,ギルド搭乗物の追加,加入や検索に便利なハッシュタグの追加などに加えて,拠点戦や占領戦もルールが変更されるそうだ。
このほかに取引所への登録ができない「ブラックスター武器IV」がシーズン修了報酬として追加されたり,重帆船の売買が可能となったりするとのこと。ストーリーに関しては,新シナリオの追加やセレンディア地域のシナリオがリマスターされることが予告された。
「2023カルフェオン宴会」の終盤には,「朝の国」の新地域,「黒い祠」の新ボス,新たなクラス,クリスマス衣装などのデザインが公開された。また詳細は語られなかったものの,「ブラックスター武器」の上位武器の登場も明かされた。
27番目の新クラスはハンマーで戦う錬金術師「スカラー」
イベントの最後には「2023カルフェオン宴会」を記念したプレゼントとして「クロン石」2000個,「ヴォルクスの助言+150」,「[EV] 2023衣装選択箱」の配布が発表された。
しかし恒例となっている「Jの愚直なハンマー」のプレゼントが発表されなかったことにより,会場がざわつく中,「本当のハンマーを用意しました」という言葉とともに,「Jの愚直なハンマー」のような金色のハンマーがステージ上に現れる。
その直後,ステージのディスプレイで,一対のハンマーを武器とする錬金術師「スカラー」のPVが放映された。「スカラー」は,重力の力を操ることができ,落下ダメージを受けることなく移動したり,ハンマーの重さを増加させて大ダメージを与えたりできるという。
「スカラー」は,一対のハンマーを操る状態と,1つに合体させてスレッジハンマーとして使う,2種類の状態を切り換えて戦うことができ,2023年12月20日の定期メンテナンス後に実装されることも明かされた。
また「スカラー」がハンマーを2つ持っていることから,今回のプレゼントとして「Jの愚直なハンマー」が2つ,さらに「クロン石2000個」「ヴォルクスの助言+150」「[EV] 2023衣装選択箱」も2倍で,2つずつ配布される。
さらに2倍プレゼントとは別途「武器交換券ボックス」1個,「補助武器交換券」1個,「Jの特別な箱」4個も,上記のプレゼントと同一のクーポン番号「2023-WITH-CALP-HEON」を公式サイトに入力すれば受け取ることが可能だ。
GMとの直接交流も楽しめたパブリックビューイング会場
今回のパブリックビューイング会場となったRed Bull Gaming Sphere Tokyoでは,来場時に各種ノベルティを受け取れ,追加でグッズがもらえるガチャに1人1回まで挑戦できた。
「2023カルフェオン宴会」の終了後には,入場時に配られた引換券による景品抽選会が実施された。GMエントの精霊さん,GMステラさん,GMモニクさんら3名が,それぞれ1回ずつランダムで数字が書かれた紙を引いていき,該当の番号を持っていたプレイヤー計3名が特製グッズを受け取った。
今回の「2023カルフェオン宴会」&パブリックビューイングに関するレポートは以上となる。新クラスの発表だけでなく,数多くの要素が刷新されるということで,長年遊んでいるプレイヤーにとっては非常に意義のあるイベントとなっていただろう。また,前述したようにゲーム内プレゼントも豪華な内容となっているので,いまは休止中という人もクーポンを公式サイトで入力しておこう。
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