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サイバーパンク2077公式サイトへ
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  • 発売日:2020/12/10
  • 価格:8778円(税込)
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印刷2019/09/13 01:11

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[TGS 2019]「サイバーパンク2077」ブースでの45分にもおよぶデモプレイをレポート。誰が敵で誰が味方か,選択を迫られる展開に期待が高まる

 スパイク・チュンソフトは東京ゲームショウ2019にて,2020年4月16日に発売を予定しているオープンワールドRPG「サイバーパンク2077」PC / PS4 / Xbox One)のブースを出展している。

 同ブースにて,E3 2019やgamescom 2019で公開されたデモプレイ映像の日本語吹き替え版をチェックしてきたので,その内容をあらためて紹介していこう。物語中盤のシーンのネタバレを含むので,その点はご注意を。また本稿はデモプレイの詳細を伝える内容となっているので,会場に観に行く予定という人は観賞後に読み進めてほしい。

ブース内の出展タイトルはサイバーパンク2077のみ。そのためマップなどを見てもスパイク・チュンソフトブースではなく,サイバーパンク2077ブースと表記されている。デモはクローズドで紹介されており,撮影は禁止となっていた
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「サイバーパンク2077」公式サイト


 本作の主人公であるV(ヴィー)は,「サイバーパンク」と呼ばれる傭兵のような存在であり,巨大都市「ナイトシティ」で名を上げるべく,さまざまな仕事に挑戦していく。ワケあってVは,キアヌ・リーブスさん演じるジョニー・シルヴァーハンドというキャラクターの人格が埋め込まれた,特殊なチップを所持している。その結果,頭の中にジョニーが住み着くようになってしまい,どうにか解決したいと考えている。
 解決法を探すうちに,ナイトシティ随一のハッカー集団「ヴードゥー・ボーイズ」の存在を知り,そのリーダーであるブリジットと呼ばれる人物に会おうとするというのが,今回のデモの内容だ。

※以下,イメージとして使用しているゲームシーンは公式のスクリーンショット
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 ゲームの進行度合いとしては中盤ぐらいのようだが,今回は特別にキャラメイクからスタートした。本作はストーリー重視のRPGだが,Vの見た目はもちろん,性別も選んでキャラメイクできる。どのような生まれのキャラクターかを決める項目もあり,「ノーマッド」「ストリートキッド」「コーポレート」といったライフパスのうちどれを選んだかによって,会話中に選べる選択肢が増減するなどの変化が出てくるという。
 また,本作にはステータス振りやスキルツリーがあり,今回は電子戦が得意な「ネットランナー」のVと近接戦闘が得意な「ソロ」のVという,2種類でゲームプレイを見せてもらえた。なお,実際のゲーム中でキャラクター切り替え機能はない。

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 さて,まずはネットランナーでスタートしたVだが,ヴードゥー・ボーイズは外部の人間と接触しない組織であり,ブリジットには会えずにいた。そこで,なんとか手に入れた連絡先を使って,教会で関係者と落ち合うことに。足を運んでみると,人混みの中で仲介人から声を掛けられたものの,今度は精肉店に行ってプラシドという男と会うよう指示される。どうやら,相当に用心深い集団のようだ。

 精肉店がある地域「パシフィカ」は,ハイチ人が多く住む場所だ。もともとはナイトシティの一大観光地として,大型のリゾート地とすべく開発が進められてきたが,世界経済が不況に見舞われ計画は頓挫し,ほとんどの建物が未完成のまま廃墟と化してしまった。
 その結果パシフィカは,企業と政府の両方から見捨てられ,無法地帯となっている。そんな場所なだけに,この時代では超高級品となる本物の肉など売られているはずもなく,精肉店で扱っているのは偽物の肉だ。
 なお,パシフィカではさまざまな言語が飛び交っているのだが,Vは自動翻訳機能を備えているため彼らの会話が理解できる。そういった部分が,NPCの発言が翻訳されているような演出の字幕で表示されるのが印象的だった。

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 精肉店でプラシドに会ったVは,そのまま外に連れ出され,遠くに見える巨大モールGIM(グランド・インペリアル・モール)を見るように言われる。ここは,途中で建設が打ち切られた未完成のモールであり,つい最近まで廃墟だったという。しかし,最近になってギャングの「アニマルズ」が拠点として使うようになっていた。GIMには30人ほどのアニマルズがいるようだが,本来彼らは拠点を持たない集団であり,どうも怪しい。

 プラシドにヴードゥー・ボーイズのアジトに連れられ,詳しく話を聞こうとするVだが,ここである選択を迫られる。
 この時代の人間は,脳を電子機器につなぐ「パーソナルリンク」が可能になっているのだが,これをプラシドにやられそうになり,一度跳ねのけたのだ。プラシドは仕事に必要なことだと説明するが,パーソナルリンクは危険な行為でもあり,悪用されると好き勝手に体を操られる可能性がある。
 とはいえ,ブリジットに会うため渋々受け入れるV。ヴードゥー・ボーイズのサブネットに接続できるようになり,離れていてもプラシドの声が聞こえるようになったと同時に,彼に監視されている状態にもなった。

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 肝心の仕事の内容はというと,GIMに入っていったバンの調査だ。そのバンは一介のギャングであるアニマルズが持つようなものではない,高度な機材を搭載している。つまり,アニマルズは雇われてGIMを拠点にしているだけで,ほかに指示を出している者がいるはず。

 仕事を受けたVは,バイク「YAIBA KUSANAGI」に乗って,荒れたパシフィカの道路をかっ飛ばし,現場に向かう。GIMを見張るプラシドの部下から話を聞くと,どうやら厳重な警備体制が敷かれており,正面から突破するのは危険なようだ。そこでVは,裏口から侵入することを選んだ。
 もちろん,正面から戦うことが可能なほか,裏から敵を倒しまくることもできるが,今回のVはネットランナーということで,ステルスプレイで進んでいくことを選択した。

サイバーパンク2077ブースには,実物大のYAIBA KUSANAGIが展示されており,フォトスポットになっている。なんと会場には,ジョニー・シルヴァーハンド役のキアヌ・リーブスさんがサブライズ来場し,撮影を楽しみ壁面にサインを残して行った(関連記事
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 ネットランナーは,さまざまな電子機器にアクセスし,ハッキングするのが得意だ。例えば監視カメラを無効化すれば,敵に見つからずに先に進める。監視カメラの側には閉じた扉があり,腕力があれば無理やりこじ開けて進むことができたようだが,このVはステータスが足りなかったようでスルーしていた。

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 この時代の機器はたいていネットワークにつながっており,ハッキングはさまざまな用途に使える。ボクシングジムで訓練ロボットを相手にトレーニングしている敵を見つけ,ロボットのパンチ力を強化して倒す。筋トレマシンでウェイトトレーニングしている敵に対し,錘(おもり)を追加して潰してしまう。そして,自動販売機を故障させて缶をばら撒き,敵の注意を逸らすなど,ここではハッキングを用いた,直接交戦することなく進んでいく方法のいくつかが披露された。

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 広場にたどり着くと,奥に目標のバンを発見する。ここで戦闘に特化したVでのゲームプレイが紹介された。先ほどの監視カメラのところまで場面が戻ると,スルーしていた扉を力でこじ開けていく。どうやらこの扉はショートカットになっていたようで,ボクシングジムなどを経由せず,あっという間に広場についてしまった。

 すぐに広場で敵に発見されてしまったが,パワフルなVは止まらない。銃で正面から撃ち殺すだけでなく,敵を捕まえて盾にするなど,えげつない方法で敵を減らしていく。さらに,タレットから力任せに銃部分を引き抜いて自分の武器にしてしまうといった芸当も可能で,単純な“脳筋”以上のゲームプレイが楽しめそうだった。

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 ここでもう一度ネットランナーに戻し,広場での立ち回りを見せてもらえた。ネットランナーの場合は,ハッキングでタレットを味方につけたり,敵を自爆させたり,敵の腕を操って自身のこめかみを撃たせたりと,こちらも違った意味でかなりやりたい放題だ。

 敵を排除して目的のバンにたどり着くV。調査してみると,アニマルズの背後にいたのは,どうやらサイバー犯罪に特化した政府機関「ネットウォッチ」のようだ。彼らにとってハッキング技術に長けたヴードゥー・ボーイズは悩みの種であり,GIMを拠点に,ヴードゥー・ボーイズへ攻撃を仕掛ける予定だったらしい。そこで,プラシドの指示により,GIMにいるネットウォッチのエージェントを追うこととなった。

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 途中,アニマルズのボスから妨害が入り激戦となるが,Vはどうにかこれを撃破。ついにエージェントを追いつめる。
 しかし,ここからが悩ましい展開だった。エージェントはプラシドをネットから切断し,2人だけで会話できる状況を作り上げて,Vに交渉を持ちかける。エージェントによれば,ブリジットはネットウォッチによりネット上に捕らわれており,プラシドはこれを解放するためVをGIMへ送り込んでいた。さらに,ヴードゥー・ボーイズは用済みになったよそ者を捨て駒に使う連中で,このまま任務を終えても,Vは殺されるというのだ。

 ここでVは,この男の言うことを信じるか,ヴードゥー・ボーイズの仕事を完遂するかを選ぶことになる。今回は,ヴードゥー・ボーイズの指示通り,エージェントのチップにアクセスして無力化を試みたのだが……なんと,ここで本当にヴードゥー・ボーイズが裏切ったのだ!
 プラシドはヴードゥー・ボーイズへの攻撃を止めるため,ネットウォッチのサブネットにつながっているすべての人間(エージェントにアクセスしたVも含まれる)の脳を焼き切るという,大胆な手段を取る。そう,最初からVを殺すつもりで雇っていたのである。

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 しかし,ジョニーの特殊チップを持つVは,気を失ったものの,死には至らなかった。裏切ったプラシドを締め上げるべくアジトに戻ると,解放されたブリジットの姿が。チップの謎を解くため,Vはブリジットの協力を得て,サイバー空間に足を運ぶのだった……というところで,今回のデモは終了となった。

 45分ほどのボリュームたっぷりの内容だったが,今回のデモから分かるように,本作は自由なゲームプレイやさまざまな分岐が用意されているようだ。自分の育てたVがどのように戦い,どのような物語を歩むことになるのか,製品版で体験できる日を楽しみにしたい。

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