プレイレポート
[プレイレポ]「ハースストーン」“リッチキングの凱旋”セオリークラフトの模様をお届け。“デスナイト”の3種のルーンや新型“遺物デモハン”を紹介
「ハースストーン」,最新拡張版“リッチキングの凱旋”を12月7日にリリース。新クラス“デスナイト”は“死体”や“ルーン”といった新システムが特徴
Blizzard Entertainmentは本日,デジタルカードゲーム「ハースストーン」の最新拡張版「リッチキングの凱旋」を12月7日にリリースすると発表した。新クラス「デスナイト」が登場し,203種類の新カードが追加される。また,本日からリリースまで,「凍てつく玉座の騎士団」の全カードがスタンダードに復活する。
これにともない,インフルエンサーやメディアなどを対象にした事前体験イベント「セオリークラフト」が12月1日に開催され,4Gamerも参加した。
本稿では,新クラス「デスナイト」の3種のルーンデッキを中心に,新カードの使用感をお届けしよう。
ルーンは「血」「凍気」「不浄」の3種
組み合わせはお前の自由だ
本イベントは,“デッキに新カードを10枚以上入れる”というルールで自由に対戦できる。
まずは,「デスナイト」を試してみようと思ったが,68種類のクラスカードが存在し,専用システム「ルーン」(関連記事)の制限もあるので,デッキを組むのは骨が折れる。
そこで,ゲーム内デッキレシピを使って対戦してみることにした。
「死体爆裂」「魂盗み魔」という使いやすい全体除去が2種類入っており,安定感があった。
もっとも強力だと感じたカードは「吸血鬼の血」だ。2マナで体力+10,1ドローという効果は,ウォリアーの3マナカード「シールドブロック」を2回使用するのと同等であり,ルーン3つにあまりある性能だ。
新中立カード「魔法付与師」は,自分のターンに敵のミニオンが受けるダメージを2倍にするので,「死の一撃」「血の沸騰」といった生命奪取呪文はもちろん,5/2の生命奪取武器「穢れたアッシュブリンガー」との相性も良かった。
また,「ブラン・ブロンズビアード」+「ナーガ校の先生」は以前から使われているコンボだが,今環境ではルーンカードも発見できるのでパワーが上がっている。
もっとも強力だと感じたカードは「フロストワームの憤怒」だ。5ダメージを与え,敵の全ミニオンを凍結させ,5/5ミニオンを召喚する効果は,盤面を維持できるミニオンが少ないこのデッキと噛み合っていた。
「デスナイト」は全体的に複雑なクラスだが,「凍気」ルーンのカードは比較的シンプルなものが多いので,初心者におすすめしたい。
バフによるステータスの上昇量が控えめに調整されているため,序盤で試合を決めきることができず,中盤以降に「血」や「凍気」ルーンの持つ強力な全体除去に圧倒される展開が多かった。
とはいえ,あくまでセオリークラフト時点での話だ。正式リリース後の不浄デッキの活躍に期待したい。
筆者は,「血」ルーン3つの「吸血鬼の血」と,「凍気」ルーン3つの「フロストワームの憤怒」を強力だと感じており,これらをデッキから抜くのは忍びなかったので,「不浄」デッキのルーンを1つ「血」ルーンに変更した。
「有害な死骸」「ソウルブレイカー」「ノーム喰らい」がデッキに加わり,やや安定感が増したように思える。
今回の,「デーモンハンター」には,“自分のデッキにミニオンがいないなら”効果が発動するカードが多数追加された。特に「フェルドライ戦団」は,ヒーローカード「魔斬士カートラス」との相性が良く強力だ。
ノーミニオンのサポートカードとして登場した「魂喰らいの大鎌」は,ゲーム開始時にデッキのミニオン3種類を,“それらを発見する”1マナ呪文に変化させる。これにより,キーカード「ジェイス・ダークウィーヴァー」を変わらず採用でき,さらに引く確率が従来の3倍になっている。
さまざまなコンボを搭載した,強力で面白いデッキになっているので,ぜひ正式リリース後に使ってみてほしい。
【デッキコード】
AAECAea5AwaDnwSVkgWHiwSN9wPipAWdpAUMi5IFwvEDivcDheUEifcDtp8Er94EsN4EiZIFkJIFquIEhpIFAA==
「ハースストーン」公式サイト
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(C)2017 BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC.
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