「ヤタガラス」がアーケードにも進出か。2D対戦格闘ゲーム「ヤタガラス Attack on Cataclysm」が「Indiegogo」で開発費を募る

　日本の同人ゲーム製作サークルであるヤタガラス開発チームが，英国のインディーズゲームパブリッシャ Nyu Mediaと共同で，オリジナル2D対戦格闘ゲームの新作「ヤタガラス Attack on Cataclysm」の開発を発表した。対応プラットフォームはPCおよびアーケードで，PC版は2014年2月をメドに，15ドルで販売される予定。
　なお現在，本作はクラウドファンディングサイト「Indiegogo」で開発費の寄付を募っている。寄付の総額に応じて開発規模も大きくなる予定で，寄付者には10ドル以上の寄付なら完成したPC版を無償で提供する，といったメニューが用意されている。目標金額は68000ドル（約670万円）だ（6月28日の原稿執筆時点では4948ドルの寄付を集めている）。

「ヤタガラス Attack on Cataclysm」Indiegogoページ（英語）

「ヤタガラス Attack on Cataclysm」公式サイト

　「ヤタガラス」は，2008年に最初のバージョンがリリースされて以来，5年以上にわたって展開されている同人ゲームシリーズである。4Gamerの「インディーズゲームの小部屋」でも2011年9月に「ヤタガラス4」をご紹介したので，覚えている人もいるはずだ。


　今作は，「ヤタガラス4」の美麗な2Dビジュアルやシンプルなゲームシステム，「ブロッキング」といった基本的な要素を踏襲しつつ，最大の特徴である「有名格闘ゲーマー達による音声実況機能」を強化したり，新規キャラクターの大幅追加など施したりした進化版と考えていいだろう。日本語を始めとした多言語に対応して世界に展開するほか，NESiCAxLiveに対応したアーケード版の制作が視野に入っている点も気になるところだ。

※スクリーンショットはIndiegogoより

　Indiegogoにおける寄付の締切は，6月28日時点で残り45日。日本語ページの「こちら」に，寄付が目標金額を超えた場合の次なる目標や，寄付者への特典の詳細，新キャラクターなどが一挙に掲載されているので，じっくりと読み込んで，興味が湧いたら開発への貢献を検討するといいだろう。

「ヤタガラス Attack on Cataclysm」Indiegogoページ（英語）

「ヤタガラス Attack on Cataclysm」公式サイト