［TGS 2013］想像以上に“モンハン”だった。iOS向けアプリ「MONSTER HUNTER SMART」のプレイレポートを掲載

　東京ゲームショウ2013のカプコンブースには，2013年秋に配信予定のiOS向けハンティングアクション「MONSTER HUNTER SMART」がプレイアブル出展されていた。今回は，想像以上に“モンハン”だった本作のプレイレポートをお届けする。

　プレイレポートに入る前に紹介しておくと，本作の事前登録はすでに開始されており，登録者全員に「支給用狩玉」×4個（レアガチャ1回分）をプレゼントする事前登録キャンペーンが実施されている。まだ登録が済んでいない人はチェックしておこう。

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　本作は，スマホ向けアクションゲームとしては珍しく，縦持ちで楽しめる。ゲーム内での操作は，地面をタップすることでその場所へ移動し，敵をタップすれば攻撃，採取ポイントをタップすれば採取を行うなど，簡単操作で限りなく本家のモンハンに近い感覚が楽しめた。また，敵を連打することで行える“突撃モード”は非常に爽快。戦闘にうまくアクセントを加える要素となっていた。

　さらに，非同期ではあるがフレンドと一緒に冒険に出かけることもでき，戦闘フィールドでは，任意でフレンドのスキルを発動させられる。
　そして何より，携帯ゲーム機で楽しめるモンハンとほとんど変わらないクオリティが実現されている，非常に美しいビジュアルが目を引いた。


　今回のカプコンブースで楽しめたのは，チュートリアル的な意味合いをもった「初めての狩り」と，強力な翼竜リオレウスの討伐を目指す「空の王者」という2つのクエストに加え，それらを制限時間内にクリアできれば挑戦できる「？？？」というクエストだ。


　最初のクエスト，初めての狩りでは，ハチミツが大好きな熊のようなモンスター，アオアシラの討伐が目的となっており，3つのエリアを進むとアオアシラが登場し，アオアシラの討伐ができる頃には，操作に慣れているという絶妙なバランスだった。
　また，リオレウスと対峙するクエスト，空の王者では，かなりの深手を負わされながら，フレンドのスキルや突撃モードをタイミング良く繰り出すことでなんとかクリアすることができた。

　そして，それら2つをクリアすることで開放されたクエストは，“あのモンスター”が炎をまとった状態で登場し，プレイヤーの前に立ちはだかるというもの。
　通常であれば，1つのフィールドは3つほどのエリアに分かれており，各エリアをクリアすることで，ボスモンスターと戦えるのだが，最後のクエストは，ボスモンスターとだけ戦う，最初の2つのクエストとは少し異なった作りとなっていた。
　筆者は，明らかに強そうなそのビジュアルに圧倒されながらも，制限時間内に何とかボスモンスターを討伐することに成功した。

　これらのクエストは，どれも3分〜5分程度で楽しめ，スマホ向けアプリの手軽さが損なわれないようになっている。しかも，短い時間にも関わらず“狩りをした”という感覚が味わえたのは，非常に好感が持てた。


　今までのスマホ向けモンハンタイトルと言えば，「モンスターハンター Dynamic Hunting」や，「モンスターハンター マッシヴハンティング」などが知られている。
　これらのタイトルは，普通のソーシャルゲームと違い，「Infinity Blade」シリーズのようなフリックアクションで楽しめるタイトルとなっていたが，モンハンっぽさはあまりなかったように思う。
　しかし本作は，操作性やビジュアルなど，それらの作品から頭一つ飛び出すことに成功したタイトルと言ってもいいかもしれない。
　配信日は2013年秋とすぐ目の前なので，本作が気になったという人はさっそく事前登録を済ませておこう。

「MONSTER HUNTER SMART」公式サイト