スマホゲームのセルラン分析（2023年1月19日〜1月25日）。今週も1位は「モンスターストライク」。アメリカにおける昨年の収益ランキングも

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2021年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆3746億円に達している（※関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，現在最も売れているタイトルを始めとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームのセールスランキング

（2023年1月19日〜1月25日）

順位	前週	タイトル	DL数の前週比	収益の前週比
1	1	モンスターストライク	-41%	-28%
2	3	ウマ娘 プリティーダービー	-3%	20%
3	8	Fate/Grand Order	-12%	99%
4	6	原神	14%	28%
5	29	ブルーアーカイブ	421%	385%
6	2	パズル＆ドラゴンズ	-3%	-24%
7	16	プロ野球スピリッツＡ	6%	193%
8	4	勝利の女神：NIKKE	-28%	-28%
9	7	ドラゴンクエストウォーク	3%	-5%
10	11	ドラゴンクエストタクト	53%	28%
11	12	メメントモリ	-32%	12%
12	9	ONE PIECE バウンティラッシュ	5%	-29%
13	13	パズルサバイバル	16%	-3%
14	10	Pokémon GO	14%	-22%
15	205	グランブルーファンタジー	41%	2603%
16	15	荒野行動	-16%	-4%
17	5	アークナイツ	-34%	-69%
18	14	あんさんぶるスターズ！！Music	-13%	-31%
19	37	陰の実力者になりたくて！マスターオブガーデン	-9%	80%
20	79	アズールレーン	25%	299%
21	38	ヘブンバーンズレッド	-35%	80%
22	17	ガーデンスケイプ	9%	-19%
23	18	放置少女	-4%	-14%
24	25	ホームスケイプ	-17%	6%
25	21	LINE ポコポコ	0%	-10%
26	19	ブルーロック Project: World Champion	4%	-26%
27	27	eFootball 2023	-8%	-2%
28	26	LINE：ディズニー ツムツム	-10%	-11%
29	28	プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク	3%	-12%
30	30	マフィア・シティ	-22%	-18%
31	20	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	9%	-38%
32	39	Age of Origins	-26%	3%
33	56	ロードモバイル	-5%	50%
34	59	ダダサバイバー	-14%	52%
35	45	三國志 真戦	-7%	16%
36	33	ディズニー ツイステッドワンダーランド	-10%	-15%
37	34	信長の野望 覇道	-38%	-16%
38	446	ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト	88%	3035%
39	100	Call of Duty: Mobile	5%	204%
40	40	日替わり内室	2%	-6%
41	78	A3!	14%	87%
42	58	アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ	-9%	2%
43	66	トップウォー	-41%	57%
44	52	トゥーンブラスト	-7%	16%
45	35	Identity V	5%	-25%
46	57	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	-10%	25%
47	95	雀魂	-12%	135%
48	43	フィッシュダム	49%	-11%
49	60	転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚	-32%	18%
50	67	モリノファンタジー	-17%	33%

※掲載データはSensor Towerから引用したものです。データの無断転載を禁じます
※iOSとAndroidの収益の合計をもとにしたランキングです。マルチプラットフォーム展開を行うタイトルでも，PCや家庭用ゲーム機向けの収益は含まれていません

1〜25位の収益グラフ。縦軸（収益）の数値は非公開

　今週の1位は，「モンスターストライク」（iOS / Android）である。
　モンストでは前週よりガンダムシリーズとのコラボイベントが続いているが，これに関連した「逆襲のシャア」のクエストが追加されている（※公式Twitter）。
　これらのコラボの模様は，モンストのみならずガンダム関連の各種サイト等でも紹介されており，幅広い層からの注目を集めているようだ。また，並行して既存のファン向けにガチャイベント「復刻モンストニューイヤー2022」（※公式サイト）などを実施したことも相まって，2週連続での首位となった。


　
　

アメリカにおける2022年の収益ランキング

　今回はSensor Towerが集計を行った，アメリカにおける2022年のスマホゲームの収益ランキングを紹介する。これらのラインナップを見るに，マッチ3パズルやカジノゲーム，ミニゲームの人気が依然として高いようだ。

順位	タイトル名	収益の前年比
1	キャンディークラッシュ	6%
2	Roblox	-23%
3	コインマスター	-14%
4	ロイヤルマッチ	136%
5	Pokémon GO	-15%
6	エボニー	87%
7	クラッシュ・オブ・クラン	-1%
8	ホームスケイプ	-19%
9	Bingo Blitz	5%
10	Jackpot Party	8%
11	原神	-34%
12	キャンディークラッシュソーダ	-6%
13	Call of Duty: Mobile	-14%
14	タウンシップ	29%
15	Garena Free Fire	-43%
16	ステート・オブ・サバイバル	-12%
17	フィッシュダム	-5%
18	パズルサバイバル	35%
19	DoubleDown Casino	-5%
20	RAID: Shadow Legends	-12%
21	トゥーンブラスト	-13%
22	Slotomania	-17%
23	Rise of Kingdoms	-9%
24	ガーデンスケイプ	-26%
25	Cashman Casino Las Vegas Slots	2%
26	MARVEL ストライクフォース	-19%
27	PUBG MOBILE	-34%
28	Star Trek Fleet Command	-22%
29	Solitaire Grand Harvest	21%
30	Lightning Link Casino Slots	29%
31	Marvel Contest of Champions	-2%
32	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	-1%
33	トップウォー	-24%
34	クラッシュ・ロワイヤル	-20%
35	Project Makeover	-41%
36	エンパイア＆パズル	-3%
37	Cash Frenzy	-25%
38	マージドラゴン	-3%
39	Age of Origins	56%
40	Big Fish Casino	7%
41	June's Journey	27%
42	Lotsa Slots	6%
43	POP! Slots	-6%
44	スター・ウォーズ／銀河の英雄	-23%
45	WSOP Poker	-5%
46	Last Shelter	-6%
47	トイブラスト	-20%
48	ロードモバイル	-57%
49	ディアブロ イモータル	-
50	ドラゴンボール レジェンズ	4%

アメリカにおける2022年のスマホゲームの収益グラフ

　さて今回は，11位の「原神」に注目してみた。

　同作のアメリカにおける2022年の収益グラフを見ると，全体的に高い水準を保ちつつ，定期的な大型アップデートできっちりと成果を出していることが分かる。特に5月下旬以降はグラフの波がキレイにまとまっており，メーカーにとっても計画通りに開発/運営作業が進んでいると思われる。

原神のアメリカにおける2022年の収益グラフ

　原神の日本における人気の高さは言わずもがなだが，それはアメリカや，そのほかの多くの国においても同様である。さらに言うと，本連載ではスマートフォンのプラットフォームしかカバーしていないが，実際にはPCやコンソール機での売上も発生しているわけだ。セルルックを採用したゲームの代表作としても，原神は世界中で定着してそうだ。

ちなみに原神における5月下旬というと，Ver.2.7「虞淵に隠されし夢魘」のアップデートが行われたタイミングだ（※英語版Twitter）

Sensor Tower 日本語公式サイト

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