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Cyanの最新作「Obduction」がKickstarterで132万ドルの資金調達に成功。リリースは2015年10月の見込み
結果としては約132万ドルの調達に成功して,目標額および最初のストレッチゴールを達成。これにより,PCとMac OS向けに開発が決定するとともに,ヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」への対応やEFIGS言語(英語,フランス語,イタリア語,ドイツ語,スペイン語)へのローカライズも行われることになった。リリースは2015年10月が見込まれている。
なお,Kickstarterの出資者募集期間は終了しているが,本作の公式サイトでは,PayPalによる出資者募集が継続して行われている。
「Obduction」公式サイト(※英語)
「Obduction」Kickstarterページ(※英語)
Kickstarterのページによれば,「Obduction」は「Myst」や「Riven」の精神を受け継ぐ作品で,リアルタイムで進行する“まったく新しい”一人称視点のアドベンチャーゲームになるそうだ。
「Myst」や「Riven」のファンなら,リリース前に具体的な情報が公開されることを望まないであろうことから,ゲームの内容について,Kickstarterのページにはほとんど記載がない。満月の夜,空から落ちてきたアーティファクトによってプレイヤーは異世界に連れ去られるという本作の導入部分と,いくつかのイメージボードが掲載されるにとどまっている。
世界観,物語,登場人物,そしてパズル要素といったゲームの基本的な枠組み,そしてゲームデザインのうちいくつかの要素は,「Myst」や「Riven」と同じ,Cyanらしい設計思想で描かれるとのこと。
また,本作は「Unreal Engine 4」で制作されるが,Cyanらしいグラフィックスの伝統を受け継ぎつつ,「Riven」のときのプリレンダCGを上回るクオリティで制作すると謳っている。
「Myst」や「Riven」は日本でリリースされたこともあるため,「Obduction」に期待するCyanのファンも多いだろう。
Kickstarterのストレッチゴール説明ページでは,ローカライズに対応するのはEFIGS言語のみとなるが,それ以外の言語についても,オープンソースのローカライズファイルを適用することで,字幕対応できるようにする予定だと記載されている。つまり,有志が翻訳作業を行ってローカライズファイルを作成しさえすれば,日本語をはじめとしたローカライズ対応外の言語環境にも対応できるわけだ。
ともあれ,ゲームがプレイできるようになるのはしばらく先の話となるが,「Obduction」がどのようなゲームになるのか,今後も注目し続けたい。
「Obduction」公式サイト(※英語)
「Obduction」Kickstarterページ(※英語)
(C)2016 Cyan Inc. / Cyan Worlds Inc. All rights reserved.
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