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[TGS 2016]「RIGS」の重量級リグ“センチネル”やVR初心者に向けた操作や描画のコンフィグが公開。メディア向けプレゼンの模様をレポート
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印刷2016/09/17 19:59

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[TGS 2016]「RIGS」の重量級リグ“センチネル”やVR初心者に向けた操作や描画のコンフィグが公開。メディア向けプレゼンの模様をレポート

 千葉・幕張メッセで2016年9月15日〜18日にかけて開催されている(一般公開日は9月17,18日)東京ゲームショウ2016。それにあわせて,隣接する国際会議場にて「RIGS: Machine Combat League」のメディア向けプレゼンが行われた。その模様を紹介する。

 プレゼンに用いられたソフトのバージョンは,日本向けの製品版とほぼ同様のもの。UIや音声なども,しっかりと日本語になっていた。

開発者が実機プレイにて紹介してくれた
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 本作に登場する“リグ”と呼ばれるロボットは,6種類のクラスに分けられている。今回のプレゼンで紹介されたのは,重量級の“センチネル”というクラスのリグだ。センチネルは長距離攻撃が得意で,近接攻撃の威力も大きく,耐久力も高い。動きが鈍めなのはネックだが,ボタンを押す時間に応じて跳躍高度の変化する特殊なジャンプが可能だ。

センチネルの一種である“ブラッドバンク”
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 以下,簡単に各クラスの特徴を解説する。

  • ノックアウト:接近戦が得意なリグ。格闘攻撃には,相手リグの機能を一時的に制限する効果が付与されている
  • シーフ:機動性に優れたリグ。射撃を当ててアイテムを回収する能力がある
  • エンジニア:味方リグを回復できる。また,相手リグのレーダーを妨害する能力もある
  • ボム:被撃破時に爆弾を設置する。爆弾は時間経過で起爆し,効果範囲内の敵味方にダメージを与える
  • キャラパス:防御性能に秀でたリグ。力場による防御機構が搭載されている
  • ヴァンパイア:敵を倒すことで耐久力を回復できる
  • センチネル:高火力の武装を搭載したリグ。高所からの着地によって衝撃波攻撃を行える

 そのほか,アビリティを持たない“基本クラス”“テストリグ”と呼ばれる機体も存在する。

 24体のリグ(6クラスごとに4種類)は格闘ゲームにおけるキャラクターのようなもので,プレイヤーによる任意のカスタマイズは行えない。ただし,プレイヤーのアバター自体は,性別,スーツ,ヘルメット,バイザーのカスタマイズが可能だ。カスタム用のパーツは,インゲームマネーによる購入や,スポンサー契約(特定の企業と契約を結んで,提示される条件を満たすと報酬を獲得できるシステム)などによって入手できる

 シングルモードでは,プレイヤーはリーグ3の選手としてスタートし,試合をこなして最上位リーグでの優勝を目指す。1シーズンは10試合となっており,シーズン内で総合1位を獲得すると,次のディビジョンへ昇格できる。

 本作のゲームプレイは3対3のチーム戦となっているため,1人プレイのときは2人のAIパイロットを雇用し,試合に挑むことになる。なお,オンラインプレイでも“人間×1+AI×2”同士による,実質的な2人対戦が可能となっている。

 ちなみにオンラインプレイにおける本作のマッチングは,通信ラグを軽減させるため,基本的にはプレイヤー周囲のエリア(例えば日本国内など)を優先して行われるという。ただし,周囲エリアでマッチングがうまくいかない場合,日本国内から東アジア,それからアジア全体,北米,全世界と,段階的にマッチング範囲を広げていくとのことだ。

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 AIパイロットは,50人ほどが用意されている。最初に雇用できるAIパイロットは限られているが,試合をこなして名声を高めていくと,より強力なAIがアンロックされていく。

 なお,AIパイロットの雇用には報酬が必要となっており,報酬は賞金から特定のパーセンテージで差し引かれる。高性能なAIだと賞金の50%が必要という場合もあり,そんなAIを2人雇ったら,試合は有利になるが勝利しても収入はゼロというわけだ。

 AIパイロットは,搭乗リグが決まっているほか,固有のアビリティを所持している。相手チームのリグやパイロットのデータは試合前にチェックできるので,それに応じたAIパイロットを選ぶことも重要となる。

 試合ルールは,ベーシックな撃ち合いの“チームデスマッチ”,アイテムの取得でオーバードライブ状態になって自身がゴールへ飛び込むと得点が入る“パワースラム”,アメフトのようなルールの“エンドゾーン”といった3種類。シーズン中は,「同じ相手チームと違うルールで対戦する」といったシチュエーションも発生する。なので,例えば「チームデスマッチでは弱いがパワースラムでは強いチームへの対抗策」も考えていく必要がある。

シングルモードでは試合のほか,さまざまな課題に挑戦する“チャレンジアリーナ”というステージも楽しめる
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操作や描画はVRベースとFPSベースを選択可能


 本作はジャンル的にはFPSだが,照準は視点追従式となっており,標準でレーザーサイト装備,装弾はマガジン交換式でなく非発砲時に1発ずつ装填されるなど,テイストはかなり異なる。従来のFPSに慣れているプレイヤーは不便を感じるかもしれないが,そういった場合は操作関係のコンフィグで,右スティックでの視点操作を有効にすることも可能だ。

デフォルトだと照準移動は視点追従式なので,右スティックに触れなくても機体を操作できる
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 自分のリグが撃破された場合は「リスポーン地点からの復活」となるが,そのシーケンスは「リグからコックピットブロックが真上に飛んで避難し,新たな機体にセットされる」というもの。ここでは視点が大きく動くため,VRで酔いやすい人には少し厳しいかもしれない。これについても,一般的なFPSのようなブラックアウトからのリスポーンに変更するコンフィグ項目が存在する。

リグが撃破されると(画像は自爆コマンドを選択したところ)アラート画面になり,コックピットブロックが上空に射出される
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追加コンテンツの提供はフレキシブルに対応


 本作は,DLCの販売も検討しているとのこと。競技種目の追加も考えているが,複数の競技にプレイヤーが分散してマッチングに支障をきたすことも考えられるため,新しい競技の追加,あるいは古い競技の削除は,プレイヤーの動向を見ながら対応していくとのことだ。そのほかのプレイヤーの意見や要望,プレイ状況などに対しても,フレキシブルに対応を行っていくという。

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