イベント
「プロスピA」の2022年王者は福岡ソフトバンクホークス! eBASEBALLプロスピAリーグ 2022シーズン e日本シリーズをレポート
eBASEBALLプロスピAリーグは,日本野球機構(NPB)とKONAMIが共同で開催している「プロ野球スピリッツA」(iOS / Android)のプロリーグだ。プロ野球12球団の各球団の代表として選抜されたプロプレイヤーたちが日本一を目指し,実際のプロ野球のようにeペナントレースやeクライマックスシリーズで激戦を繰り広げた。
2022シーズンのチャンピオンを決めるe日本シリーズは,2連覇を目指すセントラル・リーグの王者・広島東洋カープ,広島と同じく2年連続のリーグ王者となり,前シーズンのリベンジに燃えるパシフィック・リーグの優勝チーム・福岡ソフトバンクホークスの対戦に。3勝先取の5ゲーム制で実施され,3連勝でソフトバンクが初の日本一に輝いた。
eBASEBALLプロスピAリーグ 2022シーズン e日本シリーズ 出場選手
広島東洋カープ
岩本開渡(KURI chan),渡邊太智(黒山羊),岡本尚也(おかもんなお)
福岡ソフトバンクホークス
石井 悠(最高かよっ!!),前野拓光(マエサン),藤木斗頼(全ちゃん)
※()内はプレイヤーネーム。名前の並びは当日の出場順(敬称略)
eBASEBALLプロスピAリーグ公式サイト
ソフトバンクが3連勝で日本一を決めた,e日本シリーズ現地レポート
岩本開渡選手(広島)と石井 悠選手(ソフトバンク)の対戦となった第1試合。初回表裏の攻防は,打者有利で点が入りやすい「プロスピA」では珍しく,両チームともに点が入らない静かな立ち上がりに。試合が動いたのは2回裏。2回表もノーヒットで抑えた石井選手が,変化球にうまく合わせたバッティングで2点を先制し,続く3回表を3人で抑えてゲームセット。1人も出塁させることなく勝利し,2戦目につなげた。
両チームのエース的存在,渡邊太智選手(広島)と前野拓光選手(ソフトバンク)が激突した2戦目は,1戦目とは打って変わってお互いの持ち味である打撃力が前面に出た乱打戦に。試合は2回までに8点を取った前野選手の勝利で決まりかと思いきや,渡辺選手が9回2アウトから1点差に迫る猛追を見せる。しかし反撃はここまで。最後は複数のスキルが発動していたマクブルームがファーストゴロに打ち取られ,両チームとも2ケタ安打を記録した乱打戦はソフトバンクの勝利で終わる。
岡本尚也選手(広島)と藤木斗頼選手(ソフトバンク)の対戦となった3戦目,窮地に立たされた広島が1回表に先制し,幸先のいいスタートを切る。だが,連勝で勢いに乗るソフトバンクをリードするには1点では足りず,その裏に4点を取られて逆転を許す。藤木選手はこの逆転で調子を取り戻したのか,立ち上がりがやや不安定だった投球も安定し2回表を無失点に抑えると,2回裏に2アウト2,3塁からレフトオーバーの長打で走者一掃。コールド勝ちで日本一を決めた。
福岡ソフトバンクホークス 日本一インタビュー
――日本一となった率直な感想を聞かせてください。
藤木選手:
今年の目標は(個人成績よりも)日本一だったので,それを達成できたのが本当に嬉しいです。来年は連覇がかかるシーズンなので,また(ソフトバンクの)代表選手に選ばれたら頑張りたいです。
石井選手:
この仲間と一緒にリーグ優勝し,e日本シリーズを制して日本一になれたことが一番嬉しいです。連覇したいという気持ちは強いので,来年も代表を狙っていきたいと思います。
前野選手:
優勝はもちろん嬉しいですが,なによりこのチームメイトと監督でプロスピAをできたことが本当に楽しくて,あっという間のシーズンでした。次も(ソフトバンクの)代表に選ばれて2連覇を目指せたらと思います。
――2戦目にエース級対決,3選目でその次に成績がよかった選手同士という組み合わせになりましたが,この対戦カードは狙い通りでしたか。
藤木選手:
2人に勢いに乗せてもらって3連勝で決めたいという考えで,初めて試した順番だったんですが,わりと狙いどおりとなりましたね。
(広島で最も成績のいい)渡辺選手は2戦目で出てくるだろうと,前野選手を2戦目にしました。そこで勝ってくれたのがデカかったですね。
――3連勝を狙ったということですが,4戦目以降にもつれ込んだ場合はどう考えていたのでしょう。
藤木選手:
その日の調子を見つつ,勝った人でいこうって話はしていました。(3戦目の)僕が負けていたら前野選手にいってもらっていたと思います。
――2アウトから追い上げられた2戦目の3回裏のような場面では,チームではどういった声かけを心掛けているのでしょう。
前野選手:
ああいう追い上げをされた時は,プレイしていない選手に配球を考えてもらったりしています。やっぱり(投球の)クセがあったりするので,他の人の意見は大事ですね。本当は下位打線のうちに終わらせたかったんですけど,あの場面は本当に危なかったです。
藤木選手:
最後はなかなか投げる球がない中で,みんなで「これしかない!」って球を選んで抑えられたので,結果的にはよかったと思います。
――作戦面で吉村監督がアドバイスしたことはありますか。
吉村監督:
いえ,とくには。作戦もですけど,みんないい声かけができていたので,何も心配せずにお任せして,のびのびやってもらいました。
シーズンの最初のうちは硬かった部分もあったんですけど,大きな失敗につながる前の小さな失敗から学べる3人だったので,この結果につながったと思います。
――チームによっては監督が「勝ったら焼き肉をおごってやる!」みたいな発破のかけ方をしていたようですが,吉村さんはそういったモチベーション管理を行なったりはしたのでしょうか。
吉村監督:
いえ。食事はちょっと難しくて。断られたら傷つくじゃないですか,だから誘ったことはないんです(笑)。目を大事にしてほしいので,目に良いメガネやサングラスをプレゼントしたいと考えています。
――リーグ優勝とe日本シリーズ制覇で,賞金として「球団ファン応援感謝企画」に向けた500万円が授与されました。この賞金についてどう考えていますか。
吉村監督:
eBASEBALLプレイヤーが勝ち取ったものなので,まずは代表選手に還元されるものだと思っています。以前にやってもらった始球式とか,ほかにもプロ野球選手との交流とかはないとね。
そのうえでコラボ企画などを行って,実際のプロ野球とはまた違ったファン層を呼び込むようなことができればと思います。日本一になったことで,球団としてはすごい宣伝になったと思いますし。eBASEBALLが年末の風物詩になってくれればと思っています。
――応援してくれたファンにメッセージをお願いします。
前野選手:
日本になれたのは福岡ソフトバンクホークスのファンの皆さんの力だと思います。これからも応援をよろしくお願いします。
石井選手:
リーグが始まってからずっと応援してくれていた人も多くいらっしゃって,すごく感謝しています。リーグ優勝,日本一という最高の形を見せられてよかったです。これからも福岡ソフトバンクホークスの応援をよろしくお願いします。
藤木選手:
ファンの皆さん,応援ありがとうございました,すごい励みになりました。プロスピAリーグを見て,eBASEBALLプレイヤーになりたいと思った人がいたら嬉しいです。
ライバルになるとは思いますが,好きなチームの一員になれるっていう機会ははなかなかないので,ぜひ挑戦してほしいです。
吉村監督:
全国の福岡ソフトバンクホークスのファンの皆さん,ここにいる3人がしっかり活躍してくれたおかげで優勝できました。来年はプロ野球の方でも日本一になったうえで,プロスピAリーグ連覇も目指したいと思います。
2022シーズン順位表/クライマックスシリーズ結果
セ・リーグ順位表 |
パ・リーグ順位表 |
■セ・リーグ打撃部門/投球部門受賞者
・首位打者
永井大貴(ぴーすけ/横浜DeNAベイスターズ)
・最多本塁打,最多打点,最優秀防御率
平岡大智(おかる/読売ジャイアンツ)
■パ・リーグ打撃部門/投球部門受賞者
・首位打者,最多打点
前野拓光(マエサン/福岡ソフトバンクホークス)
・最多本塁打
鈴木啓太朗(くりにんじん/埼玉西武ライオンズ)
・最優秀防御率
藤木斗頼(全ちゃん/福岡ソフトバンクホークス)
・ナイススピリッツ賞
岩渕大空(‡クラリス‡/東北楽天ゴールデンイーグルス)
・スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞
波多野 蒼(Sounith/埼玉西武ライオンズ)
・スピリーグランキング1位
平岡大智(おかる/読売ジャイアンツ)
eBASEBALLプロスピAリーグ公式サイト
- 関連タイトル:
プロ野球スピリッツA
- 関連タイトル:
プロ野球スピリッツA
- この記事のURL:
キーワード
一般社団法人日本野球機構承認
データ提供:データスタジアム(株)
情報提供:スタッツ・ジャパン
(C)Konami Digital Entertainment
一般社団法人日本野球機構承認
データ提供:データスタジアム(株)
情報提供:スタッツ・ジャパン
(C)Konami Digital Entertainment