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結のほえほえゲーム演説:第181回「年間100本インディーズゲームをプレイしていたら,インディーズゲームの番組を担当することになった話」
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印刷2023/02/04 12:00

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結のほえほえゲーム演説:第181回「年間100本インディーズゲームをプレイしていたら,インディーズゲームの番組を担当することになった話」

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 ごきげんよう。タレントとして活動しております。です。

 年間で遊んだインディーズゲームを数えたら,毎年100本を越えていることに気付いたのは去年のことでした。なぜ今まで気付かなかったかというと「これはインディーズゲームだから買おう」と選んでいるわけではなく,たまたま「おっ面白そう!」と手に取るゲームにインディーズゲームが多かったのです。

 思えば私のインディーズゲーム好きは幼少期に始まっていました。とはいっても当時は「インディーズゲーム」という言葉すら存在していませんでしたが。

 私が小学校2年生だったある日,父親がドデカい箱を買ってきました。それはまだロゴが虹色の林檎だったMacintoshでした。当時のMacにはたくさんの知育ゲームがありました。簡単なパズルゲームや,短いお話が読めるものなど……。その多くは,(今にして思えば)少人数で作られた海外のインディーズゲームでした。ことMacに関しては,日本で作られたゲームの数はまだまだ少なかったですね。

 私の一番のお気に入りは「とある無人島で,かつて人が住んでいたであろう家を探索するゲーム」でした(※ちなみにこのゲームのタイトルが不明で長年調べているのですが分かりません。どなたかご存じの方がいたら教えてください)。島にはたくさんの物が残されていて,音楽を聴いたり,仕掛けを見つけたり,おもちゃで遊んだりして島での生活を楽しむのですが,そこに住んでいた人がどんな人だったのかを示す手がかりや謎が隠れていたりもします。人物が登場しないのでセリフが存在せず,作中にはミステリアスな雰囲気が漂っていて,子供ながらに冒険心をくすぐられ,すっかり夢中でした。
 私が「Unpacking アンパッキング」PlayStation 4 / Xbox One / Nintendo Switch関連記事)や「Return of the Obra Dinn」PC / PlayStation 4 / Xbox One / Nintendo Switch関連記事)のような痕跡をたどるゲームに惹かれるのは,あの頃からだったんですね。

画像集 No.002のサムネイル画像 / 結のほえほえゲーム演説:第181回「年間100本インディーズゲームをプレイしていたら,インディーズゲームの番組を担当することになった話」
「Unpacking アンパッキング」
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「Return of the Obra Dinn」

 小学校高学年になった私は,さらにインディーズゲーム好きとしての道を突き進むことになります。皆さんは「LOGIN SOFCOM ログインソフコン」という雑誌をご存じでしょうか。RPGツクールなどで読者が作ったPC-9801シリーズ用ゲームが付録でついてくるという画期的な雑誌です。1995年からはじまり,1997年に休刊となってしまったのですが,私はこの雑誌でインディーズゲームをプレイしていたんですよね。まさに宝さがしのような感覚で,面白いゲームを掘り当てたときの高揚感は凄まじかったです。なんとあの名作「コープスパーティー」も,この雑誌から生まれた作品です。

 中学に入ってからはPlayStationやDreamcastにハマっていったので,インディーズゲームに触れる機会は減りました。でも,今思えば初期PSのアイデア勝負な作品って,インディーズゲームにも通ずる個性がありましたよね。中でも忘れられないのは,父親が「最高のゲームを手に入れたぞ!」と意気揚々と買ってきた「グルーヴ地獄V」ですかね。アルプスの少女ハイジのようなキャラクターの首が,あんなにアッサリと斧でぶったぎられるとは思いませんよ……。

 大学に入ってからは「東方Project」「ひぐらしのなく頃に」の新作が出るたびに遊んでいたので,再びインディーズゲームの世界へどっぷり浸ることに。「AIR」や「Kanon」が大好きだったので,秋葉原のメッセサンオーで「渡辺製作所」の格闘ゲームを買い漁ったりもしました。

 そんな私が初めてインディーズゲーム関連のお仕事をしたのは「東京ゲームショウ2014」公式のインディーズゲームステージ。「Tengami」PC / Mac / Wii U / iOS / Android),「LA-MULANA2」PC / PlayStation 4 / Xbox One / Nintendo Switch),「ドラゴンファング 〜竜者ドランと時の迷宮〜」ニンテンドー3DS / iOS / Android)の開発者さん達とのトークでした。この頃からゲーム業界全体において,インディーズゲームの存在感がハッキリと強くなってきた気がします。
 私が海外のインディーズゲームに再び手を出したのもこの頃です。「UNDERTALE」PC / PlayStation 4 / PlayStation Vita / Nintendo Switch / Xbox Series X / Xbox One / Mac) の日本語版の発売すら予定されていなかった2016年,拙い英語力で必死にプレイしたときの衝撃は未だに忘れられません。

 まだまだ話は尽きないのですが,そんな私がFMヨコハマのPodcastで,インディーズゲームの番組,「インディーゲームのすゝめ」を担当することになりました。インディーズゲームを取り扱っているPhoenixxの坂本和則さんと二人でお送りしております。第1回はすでに配信中です。全国どこでも無料で聴けますので,ぜひぜひ聴いてみてくださいー。

FMヨコハマ「インディーゲームのすゝめ」公式サイト


最近プレイしているゲーム(2023/2/4)
Steam:「Among Us
PlayStation 4:「ソウルハッカーズ2
Nintendo Switch:「スプラトゥーン3
メガドライブミニ2:「パーティークイズ MEGA Q 2022」
Meta Quest 2:「Among Us VR
PC:「インペリアル サガ エクリプス
iOS:「ロマンシング サガ リ・ユニバース
iOS:「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ
iOS:「ゴッドフィールド」

■■結(女優・タレント)■■
女優・タレントとして活動中。国内映画祭にて主演女優賞を多数受賞。幼少期からのゲーム好きが高じ,数多くのゲーム番組でMCを務め,イトキチ(糸吉)の愛称で親しまれている。

公式サイト:http://yui-monogatari.com/
公式Twitter:https://twitter.com/xxxjyururixxx
ニコニコチャンネル「結チャンネル」:http://ch.nicovideo.jp/yuichannel
YouTubeチャンネル「結ちゅーぶ!」:https://www.youtube.com/channel/UCNwmczTygyPzEnouz9tR_Fg/
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