インタビュー
[TGS 2016]スマホアプリ「討鬼伝 モノノフ」は片手で遊べるアクションゲームに。開発プロデューサー,中臺重人氏インタビュー
同ステージ終了後,4Gamerでは,2016年内の配信が予定されているスマートフォン向け新作アプリ「討鬼伝 モノノフ」(iOS / Android)で開発プロデューサーを務める,中臺重人氏にインタビューする機会を得た。
本作で主役を務める「シノノメの里」の住人達は,どのような状況に置かれているのか,何が目的で鬼を討つのか,討鬼伝シリーズのキャラクター達はどんな役回りとなるのかなど,さまざまな疑問を中臺氏にぶつけてきたので,その模様をお届けしよう。
「討鬼伝 モノノフ」公式サイト(事前登録受付中)
スマホ版は縦持ち仕様。片手でアクションを楽しめる
新要素「鬼千切・廻(かい)」にも注目
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。まずはステージを終えた心境をお聞かせください。
今回のステージには,「討鬼伝2」コーナーの後に登壇しましたが,こちらが想定していた以上に観覧者の方々がいらしていました。熱気も高く,皆さんの“討鬼伝愛”を感じましたし,「これは頑張らないといけないな」と,あらためて思いましたね。
4Gamer:
討鬼伝 モノノフは7月に行われた,討鬼伝2の試遊イベント(関連記事)で発表されましたが,いつ頃,開発がスタートしたのでしょうか。
中臺氏:
本格的に開発が進み始めたのは2016年1月に入ってからです。
4Gamer:
ストーリーの流れについてお聞かせください。本作では,北の地にあるシノノメの里の住人達が主役を務めますが,彼らはどういった状況に置かれているのでしょうか。
中臺氏:
シノノメの里というのは,「オオマガドキ」(鬼が大量出現した災厄)による戦いの中でモノノフを統括する「霊山」に放棄されてしまった“見捨てられた里”です。里の住人達は,そのことを知らないまま「救援がいつか来る」と信じて戦い続けて,かれこれ8年ぐらい経過しているという状況に置かれています。時系列では,「討鬼伝 極」(PC / PS4 / PS Vita / PSP)から数か月後にあたります。
4Gamer:
新キャラクターのほかに,討鬼伝でおなじみのキャラクター達も登場するそうですが,彼らはどのような形でストーリーに絡んでくるんでしょうか。
中臺氏:
モノノフ達が必死に鬼の侵攻を食い止め,神垣ノ巫女が結界を張ってギリギリで耐えているシノノメの里ですが,そこに「桜花」や「息吹」が現れ,実は北の地はすでに放棄され救援は望めないという事実を伝えます。里の住人は,事実を知ったことで唯一の希望が絶望に変わってしまい,桜花達を“見捨てた側の人間”として扱いますが,桜花達の「里のために戦う姿」を見て徐々に認識をあらため,共に協力して「中つ国」を目指して進むことを決意します。
4Gamer:
システム面についてもお聞かせください。コアなアクションRPGである討鬼伝を“縦持ち”仕様にしたのはなぜですか。
中臺氏:
討鬼伝のアクションを片手でも遊べるようにしたいという,シンプルな理由からですね。
4Gamer:
なるほど。では,スマホだからこそ実現できたという要素はありますか。
中臺氏:
やはりハンティングアクションをマルチで気軽に遊べるようなったことでしょう。ゲーム機を持ち寄る形だと,どうしても所有しているかどうか,時間的な制約などいろいろと制限が出てきますが,今や当たり前となったスマホだからこそ,多人数で遊ぶには非常に適している打ってつけのデバイスなんだと思います。
4Gamer:
スマホ版で,もっとも注目してほしい部分はどこでしょうか。
中臺氏:
新たなアクションの「鬼千切・廻」ですね。これは,仲間のプレイヤー4人とタイミングを合わせてタップすることで,鬼の全部位を破壊できるアクションなんです。その気持ちよさを一度は味わってもらいたいです。
4Gamer:
アプリは2016年内の配信が予定されていますが,いつ頃遊べそうでしょうか。
中臺氏:
まだ具体的には言えません(笑)。ただ,スタッフ一同,熱意を持って開発を進めておりますので,ぜひご期待ください。
4Gamer:
最後になりますが,配信を楽しみに待っている4Gamer読者に向けてひと言お願いします。
中臺氏:
アクションの手触り感を大切にして鋭意開発を進めています。基本プレイ無料なので,「討鬼伝」を知らない人にもぜひ遊んでもらいたいですね。シリーズでおなじみのキャラクター達が登場しますので,コンシューマ版を遊んでいる人も配信を楽しみにしていてください。
4Gamer:
本日はありがとうございました。
「討鬼伝 モノノフ」公式サイト(事前登録受付中)
4Gamerの東京ゲームショウ2016記事一覧ページ
キーワード
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.