［TGS 2019］金獅子ラージャンとの激闘を実機プレイムービーでお届け。「MHW: ICEBORNE」の最新アップデートを会場で試遊してきた

　2019年9月12日に開幕した東京ゲームショウ2019のカプコンブースにおいて，同社のハンティングアクション「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」で10月10日に追加が予定されている追加モンスター「ラージャン」に挑戦できた。


　ラージャンはMONSTER HUNTER: WORLDで初となる牙獣種の大型モンスター。非常に獰猛な性格かつ，極めて高い戦闘能力を有する超攻撃的生物で，怒り時に体毛が黒色から金色に変化する特徴から“金獅子”の異名を持つ。


　筆者は「モンスターハンターポータブル 2nd G」からシリーズのプレイをはじめ，ラージャンとはその時からの付き合いだ。MONSTER HUNTER: WORLDにはこれでまで登場していなかったので久しぶりの再会となるが，さすがにまだ動きは覚えているだろうし，なんとかなるかな？　と思いながら挑んでみた。その激戦の映像がこちらだ。


　まさにフルボッコである。30分ほどの試遊だったため，突破口を見つけることもできなかったのだが，「なんの成果も得られませんでした！」と伝えるだけではメディアとしての沽券にかかわるので，基本アクションや注意点などを紹介していく。配信後，狩りに挑戦するハンター達の攻略ヒントになれば幸いだ。


　ラージャンの基本となる攻撃は，発達した前脚による殴打や突進といった打撃攻撃だ。このあたりは以前からシリーズをプレイしている人であればおなじみだが，相変わらず攻撃後の隙は少ないので，ヒット＆アウェイを心掛けたほうがいいだろう。
　また，ハンターの位置をサーチして繰り出すブレス攻撃も健在。地上から直線に放つビーム状のものと，空中から放つ気弾状のものがあるが，ビーム状のものは攻撃時間が長く，回避できれば反撃のチャンスになるので，見逃さないようにしたい。


　非怒り時は動きもそこまで速くないため対応しやすいが，体毛が金色に変化した怒り時はスピードと攻撃力が大幅に向上するため，より注意が必要だ。とくにブレス攻撃や上空からの全身を使った体当たりは，一撃で力尽きてもおかしくないほどの威力をほこる。大きな隙を晒すことにもなるが，緊急回避を使ってでも回避したほうがよさそうだ。


　また，怒り時に自身を強化する「闘気硬化」状態時は，前脚の肉質が硬くなり，これまで通った攻撃が弾かれるようになってしまう。上半身への攻撃がほぼ通らなくなってしまうので，尻尾や後脚付近に攻撃を集中させ，闘気硬化解除を狙っていこう。なお動画でも確認できたが，闘気硬化状態はシビレ罠が無効化された。動きを止めたいのであれば，ほかの行動を選択したほうがよさそうだ。


　試遊では装備は固定されており，スキルでの対策はできなかったが，狩猟に臨んだ感触では，今回も「耐震」スキルは有効と思われる。空中からのローリングや全身を使った体当たりなど，振動が起こるシーンは多く，無効化できれば攻撃のチャンスや危機回避につながる。
　また，動画では使わなかったクラッチクローだが，ラージャンはかなり暴れるため使いどころが難しく感じた。疲れている状態など，動きが鈍くなった時にポイントで活用していくくらいがいいのだろうか。


　繰り返しになるが，ラージャンは10月10日に実施される無料アップデートでの配信となる。過去シリーズ作品でも猛威を振るった超特級危険生物の狩猟に，ぜひハンター一同挑んでほしい。筆者も配信された暁には，必ずリベンジします……。

「MONSTER HUNTER: WORLD」公式サイト