［TGS 2019］東京オリンピックをゲームで体感！ 1人でもみんなでも楽しい「マリオ＆ソニック AT 東京2020オリンピック」

　2019年9月12日〜15日（一般公開日は14日，15日）に開催中の東京ゲームショウ2019（以下，TGS 2019）のビジネスデイである12日に，セガゲームス・アトラスのブースで，Nintendo Switch用新作タイトル「マリオ＆ソニック AT 東京2020オリンピック」のステージイベントが行われた。
　ステージでは，11月1日に発売される本作の概要説明から実機プレイ，さらにはTGS 2019来場者特典までが紹介された。

東京オリンピック公式競技が遊べる！

　「マリオ＆ソニック AT 東京2020オリンピック」は，東京オリンピック2020の公式ビデオゲームの1つで，マリオおよびソニックファミリーのキャラクターで，オリンピック公式競技やオリジナルのミニゲームなどが楽しめる。

　ステージには，「マリオ＆ソニック AT 東京2020オリンピック」プロデューサーの大橋宣哉氏が登壇。「TGS 2019が初めてのプレイアブルの場になるが，たくさんの人に楽しそうにプレイしてもらって安心している」と話し，動画を交えてゲームの魅力や概要を紹介した。

「ゲームの魅力をたっぷりお伝えします」と話す，セガゲームスの大橋宣哉氏

　大橋氏は，「マリオとソニックファミリーが総出演し，シリーズで初めて，競技のウェアを着用していること」や「新種目を含めて，オリンピックの正式競技21種目のほか，ゲームならではのドリーム競技があり，Nintendo SwitchのJoy-Conを体感操作して楽しく遊べること」などを特徴として挙げた。

東京オリンピック2020の公式競技のうち，陸上やバドミントン，サッカー，フェンシングなど，21種目が楽しめる

さらに，この21種目の中には，東京オリンピック2020から新たに公式競技として加わった，「スケートボード」「サーフィン」「空手」「スポーツクライミング」の4種目も含まれる。

新たに加わった4種目。いずれもゲームと相性のよい競技だ

公式競技以外にも，「ドリーム空手」や「ドリームシューティング」など，ゲームならではの面白さが詰まった競技も登場

　大橋氏は，今作の特徴の1つとして，1人で遊べるストーリーモードを紹介。ストーリーモードでは，2020年と1964年の2つの世界が用意されており，1964年の世界はドット絵で描かれた昔懐かしい演出が凝らされている。
　そして「2つの時代で東京の名所を舞台にしたミニゲームが10種類もある」と，オリンピックならではのスポーツゲームの面白さと，ゲームならではの楽しさの両方の魅力を語った。

本作では，2020年と1964年の2つの東京オリンピックが楽しめる

実機プレイで対戦や一人プレイの醍醐味を紹介

　TGS 2019が，プレイアブル版の初展示ということで，ステージではセガゲームスのディレクターである平尾直裕氏による実機プレイも行われた。
　「マリオ＆ソニック AT 東京2020オリンピック」は，すべてのゲームで対戦できる。外出先でもJoy-Conがあれば4人同時にプレイができ，オンラインでは最大8人まで対戦が可能だ。

　実機プレイでは，公式競技の「空手」や，ドリーム競技の「ドリームレーシング」，さらにストーリーモードやミニゲームなどをプレイしながら，遊び方のコツやゲームの魅力を解説した。

東京オリンピック2020で新たに加わった「空手」。読み合いが楽しく，対戦で盛り上がる定番の1つになりそうだ。「間合いをいかにとって，ツキや蹴りの攻撃を入れるか」が，勝利のコツだと大橋氏がアドバイス

Joy-conの特性を生かしたバドミントン。体を使って楽しめるので，子どもも夢中になること請け合いだ。ここでのポイントは，「左右だけでなく，奥行きも使って，相手を翻弄すること」だという

ドリーム競技の1つ「ドリームレーシング」。スケートボードを使って高速で走りながら，アイテムやテクニックを駆使して順位を競う，まさに夢のようなレーシングゲームだ

　対戦の実機プレイを一通り終えた後，ストーリーモードのプレイも行われた。エッグマンの罠にはまって，謎のゲームに吸い込まれてしまった主人公が，2020年の世界へ戻るために，1964年の東京オリンピックの競技に挑戦していくというものだ。

1964年の東京は，マップもキャラクターもドット絵で描かれた，古き良き時代の世界だ

国立競技場の中も，レトロゲームの描写。RPGのように，ほかのキャラクターと会話できる

話を進めるとミッションが登場。エッグマンの記録を抜かし，金メダルを取るとミッションクリアとなり，ストーリーが進む

レトロと現代が楽しめる10種類のミニゲーム！

　実機プレイでは，ミニゲームも紹介された。「ゆうぎじょう」には，1964年と2020年のミニゲームが5種類ずつ用意されている。手軽に遊べるが意外と奥が深く，何度でも楽しめそうだ。

10種類のミニゲーム。上が2020年，下が1964年のゲームだ

「東京上空シューティング」は，キャラクター選択からドット絵になるなど，演出が細かい。弾や敵キャラクター，背景にいたるまで昔のゲーム機の趣だ。音楽や効果音も，「昔のピコピコ音を再現した」という

　ミニゲームは1人で楽しむものと思いきや，会場で盛り上がったのが，「渋谷スクランブルサーチ」だ。名前のとおり，2020年の渋谷のスクランブル交差点を舞台にしており，無数にいるキャラクターの中から，条件に合うキャラクターを制限時間内に見つけ出すというゲームだ。
　最初は簡単だったのだが，次第に条件が細かくなり，類似キャラクターが増えるなど，難度が上がっていく。最後の難問では，会場や配信コメントの助けを借り，みんなで一丸となって1つのキャラクターを探し当てた。同様に，友達や家族とワイワイと遊ぶのも非常に楽しそうだ。

キャラクターがあふれる渋谷スクランブル交差点で，お目当てのキャラクターを探す。制限時間内に見つけなければいけないという緊張感もあいまって，ステージイベントでも非常に盛り上がった

特典にフォトスポットなど会場でのお楽しみも！

　実機プレイを終えた大橋氏は，ステージイベントの最後に「普段，スポーツゲームで遊ばない人も十分に楽しめるので，これを機にプレイしてほしい」とアピール。その言葉の通り，オリンピックの競技が手軽に楽しめ，かつ非常にお得感のあるゲームだと感じた。

　「マリオ＆ソニック AT 東京2020オリンピック」の発売は2019年11月1日。発売後には，購入者の中から抽選で計25組50名に「東京2020オリンピック」観戦チケットが当たるキャンペーンも開催される。オリンピックの観戦チケットの抽選に外れてしまった人にも，チャンスがあるかもしれない。

キャンペーンの詳細は，公式サイトをチェック

　セガゲームス・アトラスブースでは，「マリオ＆ソニック AT 東京2020オリンピック」のステージイベントが日替わりで行われる。さらに，「マリオ＆ソニック AT 東京2020オリンピック」の試遊台でプレイすると，オリジナルチケットホルダー限定アイテムがもらえる。なお，ブース内に出展されたほかのゲームも，それぞれで特典が用意されている。

ブースには，マリオとソニックが並んだフォトスポットもあるので，記念撮影にもおすすめだ

「マリオ＆ソニック AT 東京2020オリンピック」公式サイト

4Gamerの東京ゲームショウ2019特設サイト