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「TEPPEN」に新カードパック「The Force Seekers」が実装。強力な新ヒーロー「豪鬼」のデッキもあわせて紹介
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印刷2020/01/16 12:00

プレイレポート

「TEPPEN」に新カードパック「The Force Seekers」が実装。強力な新ヒーロー「豪鬼」のデッキもあわせて紹介

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントとカプコンが共同開発したスマートフォンアプリ「TEPPEN」iOS / Android)のアップデートが2020年1月7日に実施され,新ヒーロー「豪鬼」とエクストラスキン「殺意の波動に目覚めたリュウ」,新カードパック「The Force Seekers(以下TFS)」などが実装された。

 新ヒーロー「豪鬼」の属性は黒。TFSで新たに登場した能力「目覚め」をテーマとしたヒーローとなっており,新カードをメインに用いた「目覚め」デッキのヒーローとしては最適の存在だ。

ヒーローアーツは「瞬獄殺」「赤鴉空裂破」「阿修羅閃空」の3種類
画像集#001のサムネイル/「TEPPEN」に新カードパック「The Force Seekers」が実装。強力な新ヒーロー「豪鬼」のデッキもあわせて紹介

 本稿では,新能力「目覚め」について解説しつつ,その能力を持った新カードや,新ヒーロー「豪鬼」の詳細,そして,それらを用いたデッキを紹介したいと思う。また,今回のアップデートの詳細については以下の記事で紹介しているので,気になる人は合わせてチェックしておこう。



場に出ているユニットに重ねて出せる

新たな能力「目覚め」


 新能力「目覚め」は,場に出ているユニットに重ねてユニットを出すことで,重ねた側の効果が発動するというもの。「目覚め」持ちのユニットは盤面が埋まっている状態でも重ねて出せるので,盤面が埋まった状態を維持される戦術「盤面ロック」に対するカウンターとして機能するのが強みだ。「停止」状態のユニットにも重ねられるので,「盤面ロック」「停止」によって場をコントロールする紫単デッキにとっては,大きな脅威となる能力だろう。

 「目覚め」を発動するためにはユニット2体が必要なため,必要なコストはやや重めだが,引替えに発動する効果は強力なものが多くなっている。

 例えば,緑の新カード「フォボス」の場合,普通にプレイしても2/8「シールド」「対空」という能力で,「攻撃できない」というデメリットがあるため,6MPでプレイするにはかなり物足りない。しかし,このユニットを「目覚め」状態にすると,攻撃力が+4され,攻撃できるようになるので,6/8「シールド」「対空」というかなり強力なスタッツになる。このように,「目覚め」持ちのユニットは,素の状態で出すとやや物足りない性能だが,「目覚め」状態で出せれば大きなリターンを得られる,というものが多い。

6/8「シールド」は強いの一言。地味についている「対空」もありがたい
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 「目覚め」によって発動する能力は,ユニットの強化以外にもさまざまで,別のユニットを場に出す「ボルヴェルク」のようなユニットもいる。こうしたユニットの場合,「目覚め」の土台にするユニットのコストを低めに抑えられれば,結果的に展開しているユニットの数は減らないので,使い勝手が良い。

「目覚め」効果でユニットを2体展開できる効果のユニットも存在する
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 また,従来のギミック同様に,「目覚め」を一定回数発動すると使えるようになったり,発動した分だけ効果が強化されたりするカードもある。例えば「闘いの呼び声」は,ユニットカードをEXポケットに引いてくる効果に加えて,「目覚め」が発動した回数分,そのユニットに+1/+1するという効果を持っている。「目覚め」が複数回発動していれば極めて強力なカードだ。これらのカードをメインで使うときには,デッキ内の「目覚め」を持ったカードをなるべく増やしておくといいだろう。

3回以上「目覚め」が発動していれば,破格の性能となる
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新弾の注目レジェンダリーカードを一挙紹介


 今回の新弾で登場したレジェンダリーのカードは,「目覚め」を搭載したユニットが多く,いずれも強力なパワーカードだ。ここでは,各属性の注目のカードについて触れていこう。

 赤属性のレジェンダリー「爆炎武道 マグマード・ドラグーン」はロックマンXからの参戦。「重貫通」「俊敏」「対空」という3つの能力に加え,「目覚め」状態になると「攻撃力+3」と「シールド」が追加で付与される。「死亡時:味方ヒーローに攻撃力分のダメージ」というデメリットも付与されるが,そこまで大きな問題ではないだろう。「目覚め」に寄せたテーマデッキにしなくても活躍できる性能なので,赤属性ならば,あらゆるデッキに採用される可能性があるパワーカードだ。

画像集#006のサムネイル/「TEPPEN」に新カードパック「The Force Seekers」が実装。強力な新ヒーロー「豪鬼」のデッキもあわせて紹介

 緑属性のレジェンダリーで注目なのは,ストリートファイターシリーズから参戦の「ウルトラお嬢様 神月かりん」。「俊敏」持ちの2/8というだけでもそこそこ強いが,このユニットは「目覚め」状態になったとき真価を発揮する。「目覚め」状態になると,+2/+2されたうえで,正面の敵ユニットを「封印」できてしまうのだ。厄介な能力が増えてきた今,それらを無効化する「封印」の価値はますます高まってきている。もし緑で「目覚め」デッキを組むならば,間違いなく入ってくるカードとなるだろう。

4/10の「俊敏」だけでも十分強いが,おまけで「封印」がついてくるのはあまりにも強力
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 紫属性の注目レジェンダリーは,こちらもストリートファイターシリーズからの参戦となる「静かなる暗殺者 元」。「臨戦」「ヴェール」といった能力に加え,「自身がダメージを与えたユニットを除外する」という暗殺者ならではの効果も持っている。死亡時にMPが−2されるデメリットもあるが,3MPでのこの効果は破格。「停止」系の効果を組み合わせれば1体以上倒すことも十分可能だろう。デメリットゆえに混色デッキでの採用は難しそうだが,単色であれば十分採用候補となる能力だ。

軽量コストの確定除去となるのが魅力の1枚
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 黒のレジェンダリーとして登場するのは,本弾の顔とも言える「拳を極めし者 豪鬼」。通常状態でプレイしても「正面のユニットを破壊」する能力を発揮するだけでなく,「目覚め」状態で出すと,正面の敵を破壊しつつ「鬼神 天ヲ穿ツ 狂オシキ鬼」となって場に出てくる。
 このユニットは8/11という破格のスタッツに加え,「撃破:MP4以下のランダムなユニットを破壊する」という能力を持っており,相手にとっては放置できない存在。ただし,味方ユニットを場に出したとき,そのユニットを破壊するというデメリット効果もあり,非常に扱いが難しいピーキーなカードと言える。そのスペックを十分に発揮するためには,プレイヤーの腕前が問われることだろう。

「目覚め」効果は強力ではあるが,大きなデメリット持ちの暴れ馬。扱いがかなり難しいユニットだ
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新ヒーロー「豪鬼」は「目覚め」を活かすのに最適


 さて,ここからは新ヒーローとなる「豪鬼」の紹介をしていこう。「豪鬼」が所持しているヒーローアーツは下記の3つ。いずれもこれまでの黒のヒーローが持っていなかった新たなタイプのヒーローアーツとなっている。

画像集#011のサムネイル/「TEPPEN」に新カードパック「The Force Seekers」が実装。強力な新ヒーロー「豪鬼」のデッキもあわせて紹介

名前 AP 効果
瞬獄殺 23 <目覚め>状態になっていない味方ユニット1体を<目覚め>状態にし,その正面のユニットを破壊
赤鴉空裂破|20 全てのHP4以下のユニットを破壊する
阿修羅閃空 16 味方ユニット1体をランダムな枠に移動させる。そのユニットに<ヴェール>(10秒)と「ダメージ無効:10秒」付与

ヒーローアーツ「瞬獄殺」
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 1つ目のヒーローアーツは,豪鬼の代名詞ともいえる「瞬獄殺」。APは23とかなり重めだが,「目覚め」持ちユニット1体を「目覚め」状態にしつつ,その正面にいる敵ユニットを破壊する効果を持っている。この効果は「目覚め」デッキにおいて真価を発揮するので,基本的には「目覚め」に寄せたデッキ専用のヒーローアーツ。「瞬獄殺」の名に引けをとらない性能なので,黒が絡んだ「目覚め」デッキの多くで採用されることになるだろう。

ヒーローアーツ「赤鴉空裂破」
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 2つ目のヒーローアーツ「赤鴉空裂破」は「全てのHP4以下のユニットを破壊する」という,かなりクセの強いヒーローアーツ。味方ユニットも対象となるうえに,APも20とやや重めなので,豪鬼のヒーローアーツの中では使いづらい部類といえるだろう。
 基本的に敵のユニットを2体破壊できれば及第点といえるが,倒したい厄介なユニットがいても,まずそのユニットのHPを4以下まで落とさなければならず,使いどころはかなり限定的と言える。
 パッと思いつくのは,「T-103 タイラント」などのあえて自壊したいユニットも巻き込んで使うといった用途だが,非常に使いづらいヒーローアーツという印象なので,プレイヤーによる今後のデッキ開拓に期待したい。

ヒーローアーツ「阿修羅閃空」
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 3つ目の「阿修羅閃空」は,豪鬼のヒーローアーツの中ではもっとも使用APが低い16。味方ユニットをランダムな枠に移動させ,10秒間の「ヴェール」と「ダメージ無効」を付与するというものだ。
 「ヴェール」と「ダメージ無効」をうまく用いれば,相手のユニットを一方的に破壊したり,生き残らせたいアタッカーのサポートをしたりできるほか,移動先もユニットの置き方でコントロールできるため,ユニットの移動によって奇襲できるのも強みだ。効果はかなりトリッキーではあるが,こちらも強力なヒーローアーツといえるだろう。


「目覚め」カードをふんだんに盛り込んだ「瞬獄殺豪鬼」デッキを紹介!


 さて,本稿の最後に,「目覚め」効果を持つユニットを中心に,TFSのカードをふんだんに盛り込んだ「瞬獄殺豪鬼」デッキを紹介しよう。新ギミックの「目覚め」持ちのカードも山盛りにしてあるので,新弾を存分に堪能したい人はぜひ使ってみてほしい。

デッキ名:瞬獄殺剛毅
ヒーロー:豪鬼 / ヒーローアーツ:瞬獄殺
画像集#015のサムネイル/「TEPPEN」に新カードパック「The Force Seekers」が実装。強力な新ヒーロー「豪鬼」のデッキもあわせて紹介

■カード情報
1/A/B/身勝手な捕食
1/A/B/身勝手な捕食
2/A/B/殺戮の棘
2/A/B/殺戮の棘
2/A/B/飢餓の衝動
2/A/B/飢餓の衝動
3/U/B/ユーニ
3/U/B/ユーニ
3/U/B/ユーニ
3/U/B/アルフレッド・アシュフォード
3/U/B/アルフレッド・アシュフォード
3/U/B/アルフレッド・アシュフォード
3/U/B/無慈悲な破壊衝動 VAVA
4/U/B/バルログ
4/U/B/バルログ
4/U/B/バルログ
4/U/B/ユーリ
4/U/B/ユーリ
4/U/B/ユーリ
5/U/B/G成体
5/U/B/G成体
5/U/B/G成体
5/U/B/アレクシア・アシュフォード
5/U/B/アレクシア・アシュフォード
5/U/B/アレクシア・アシュフォード
5/A/B/広がりゆく感染
6/U/B/ベガ
6/U/B/ベガ
6/U/B/ベガ
8/U/B/拳を極めし者 豪鬼

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■デッキコード
dyWWWgNv0yWWWVePA6gwXyJwRwgnsVtLWY4Wn9SD7WW=LXbOfAWWegoa7WWYisIHWvILWWpqzWIHREWWJjoWlWWL7WWRjT2x7WI53joM7WW4rJwWIJVyWJL27WWt3jFtLPW

 このデッキでは,「目覚め」を発動させるための“種”として「G成体」の使い方が重要になる。「G成体」は,自身がダメージを受けるたびに2/2の「G幼体」を生み出すので,この「G幼体」に「目覚め」ユニットを重ねてしまおうというわけだ。ほかにも,「ユーニ」「アルフレッド・アシュフォード」といった死亡時効果を持つ軽量ユニットは「目覚め」の種として有用なので,「目覚め」持ちのユニットを出す前段階として,これらのユニットを場に出すところから始めていこう。

TFS以前のカードではあるが,「目覚め」との相性は抜群
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 「目覚め」持ちの強力なユニットとして一際目を引くのが,「アレクシア・アシュフォード」。3/8というスタッツに加え,「目覚め」効果で「MP5以下のユニットを破壊する」という除去効果を持っているのだ。「3ライフ犠牲」のデメリットも持っているが,目覚め状態でプレイすれば,基本的には大きなリターンを得られることが多い。ただし,「瞬獄殺」と共に用いる場合は,先に「目覚め」の効果が発動してしまうため,場合によっては「1体しか敵ユニットを除去できなかった」ということがある点には注意しておこう。

自身がMP5でありながら,MP5以下の敵ユニットを破壊するというのだからとんでもない
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 「目覚め」カードの中では「ベガ」もかなり強力。「目覚め」状態で出せば4/8「連撃」という強力スペックになるうえに,正面のユニットに「味方黒ユニットが<目覚め>状態となった回数分,貫通ダメージ」を与えられる。それまでに「目覚め」効果が発動しているほど,プレイ時のリターンが大きいユニットなので,瞬獄殺との相性も抜群。攻撃力4の「連撃」もアタッカーとしてかなり強力なので,このデッキにおける攻めの要として活躍してくれるはずだ。

攻撃力4の連撃で一気に相手のライフを削り取る。試合が長引けば,目覚めた回数分の貫通ダメージ効果も強い
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 ほかにも,すでに紹介したレジェンダリーの「拳を極めし者 豪鬼」を含め,強力な「目覚め」ユニットが揃っているので,上手く活用していきたい。もっとも,「目覚め」持ちのユニットは「目覚め」状態で出さないとややスペックが劣るものが多く,種となるユニットを除去されてしまうと厳しい展開となるので,除去される前に「目覚め」状態でユニットを置けるよう,盤面とMP管理にはいつも以上に気を配っていこう。

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