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「オーバーウォッチ2」,新シーズン“インベージョン”で追加されるPvEモード“ストーリー任務”インプレッション
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印刷2023/08/11 04:00

プレイレポート

「オーバーウォッチ2」,新シーズン“インベージョン”で追加されるPvEモード“ストーリー任務”インプレッション

 Activision Blizzardの「オーバーウォッチ 2」PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch)は,新規参戦キャラクターの登場により今もなお熱い戦いが日夜繰り広げられている。
 さて,既報通り8月11日に配信される最大規模の大型アップデートを伴う新シーズン「インベージョン」では新たなマップ,ゲームモード「FLASHPOINT」「ヒーローマスタリー」,射撃訓練場に加えてオーバーウォッチの世界で新たに起きているオムニックの反乱組織ヌルセクターと新生オーバーウォッチとの戦いが綴られるPvEモード「ストーリー任務」が実装される。

 ちなみにPvEモードに関する予告としてWWEのスーパースターのジョン・シナさんが出演する映像も公開されている。一風変わったコラボなのでまだ見てない人は一度は見てみると良いかも。


 リリースに先んじてインベージョンをプレイできたので,本稿ではPvEモード「ストーリー任務」を中心にインプレッションをお伝えする。


新生オーバーウォッチが立ち上がる!


 新たに実装されるPvEモードを遊ぶうえで,まずはオーバーウォッチのバックストーリーを簡単におさらいしたい。
 自立型ロボット「オムニック」が人類に反乱を起こし,世界各地で激しい戦いが起こった。国連はその反乱に対応するためヒーロー集団「オーバーウォッチ」を設立。ヒーローたちはオムニックを自動的に製造する工場「オムニウム」の停止に成功する。しかし,オムニックの過激派「ヌルセクター」の台頭や,テロ組織「タロン」の暗躍により,オーバーウォッチは崩壊してしまう。
 その後,世界各地で紛争が相次ぎ,人々は再びヒーローを求め始めた。元オーバーウォッチのヒーローであったウィンストンは世界各地へと散ったヒーローを召集し,オーバーウォッチを再結成することになる。という背景を理解したうえでストーリー任務に挑むとより楽しめるだろう。

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 ストーリー任務はミッションごとに参戦するヒーローが異なる。プレイヤーはそれらの中から1人を選び,最大4人で任務に挑む。ゲームの進行手順はミッションにより若干異なり,敵をひたすら倒しながら進むタイプもあれば,対戦ルールのペイロードマップのように特定のビークルを守りながら進むといったものもある。一辺倒だと飽きやすいので,違いがあるのはありがたい。

 ミッションの道中では結構な数の敵が出現し,要所で結構な数の波状攻撃や強力な敵がヒーローたちの行く手を阻もうとする。そのとき,敵からの攻撃で体力がゼロになると,その場でダウン状態となってしまう。

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 ダウン状態になったプレイヤーは味方により復帰させることが可能だが,助け起こしている間は無防備になるので敵の状況を確認して安全になったタイミングで起こすのが重要だ。
 ちなみに全員がダウンしてしまうと目標達成失敗となり,直近のチェックポイントまで戻されてしまうだけでなく,残り挑戦回数も減ってしまう。というのが基本的なPvEモードの仕様だ。


最初の舞台はリオデジャネイロ!


 突如としてリオデジャネイロに攻め入ったヌルセクターの軍勢。現地で孤軍奮闘していたルシオは助けを求める通信を行ったところ,ウィンストンやトレーサーといった面々が現れ一時的な平穏を取り戻す。だが,根本的な解決には至っていないため,なんとか事態を改善しようとオーバーウォッチとルシオが立ち上がるといった流れだ。

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リオデジャネイロでの戦いに参加するキャラクターたち
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 序盤は市街地で暴れ回っているヌルセクターの排除がメイン。次々と押し寄せるヌルセクターの物量というか,文字通り波状攻撃に四苦八苦しながらも撃退に成功させると,敵の母艦へと乗り込むことになる。ここでは道中に出てくる敵よりも圧倒的な強さを誇るボスが登場し,プレイヤーの行く手を阻む。障害物を上手に使いながら立ち回るのが攻略のポイントだ。



トロントではソジョーンと合流しヌルセクターと戦うことに


 南半球から北半球へと戦いの場は移り,ヌルセクターに占拠されたカナダのトロントではソジョーンが単身で一般市民を守るべく戦っている。彼女に合流するためにオーバーウォッチの面々が駆けつけるのだが,そこでヌルセクターによる恐ろしい行動を目撃することになる。

新生オーバーウォッチ勢ぞろい! なんか妙に感慨深いですなぁ
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トロントの参戦キャラクター。選べるキャラが多いのは単純に嬉しい
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 スタート直後は貨物船へと避難しようとする一般市民を守りながら戦う。ここはWAVE形式というかHORDEに近い感じで敵の波状攻撃を3回抑え込むことで市民の避難が完了する。
 中盤からは現地のオムニックに先導してもらいながら進めていくのだが,プレイヤーの前には高速で移動しプレイヤーを捕獲しようとするストーカーや,オムニックを捕獲して,なにやら凄く悪いことをしようとする浮遊ロボットなども登場。どれも硬いのでマーシーから攻撃力上昇のサポートを得ながら戦うことがポイントだ。



舞台は大西洋を超えてスウェーデンへ


 世界中で起こる不穏な事態の収束方法を求めて,スウェーデンのヨーテボリにいるトールビョーンのもとへ訪れたラインハルト一行。そこに,オーバーウォッチにとって元々敵でだったヌルセクターの破壊兵器であるバスティオンが現れ一触即発の事態に。そんな時に間が良いのか悪いのかヌルセクターの大群が出現し,力を合わせて戦うことに。

脳筋そうなラインハルトだがそう簡単に割り切れない思いが見て取れる
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ヨーテボリで使用可能なキャラクター一覧
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 序盤からこれまでに相対してきた敵キャラクターが続々現れるが,攻守で頼りになるマーシーがいないのでやや難度は高め。ラインハルトとブリギッテの盾でトールビョーンのタレットとバスティオンを守りつつ戦うことになる。
 中盤からは巨大ロボットも現れ,スウェーデンがSFアニメの舞台のような状況になるのだが,この巨大ロボットのミサイル攻撃がやっかい。上空から大量に撃ち込まれるのでけっこう被弾してしまう。周囲の建物に逃げられるような立ち回りをするのがポイントだ。
 終盤は防衛設備を設置しながら敵の総攻撃を撃退するという若干タワーディフェンスっぽい要素を含めた内容なのだが,敵を溶鉱炉へ落としたりしながら戦うと手早く撃退できる。


 ざっとPvEモード「ストーリー任務」を紹介したが,1作目からいるキャラクターでも「こういう経緯でオーバーウォッチ入りしたのか!」といった発見があるような,これまで語られていなかった部分や,謎多きヌルセクターの悪巧みの一端が分かり,今後どんな展開になっていくのか目が離せない内容となっている。
 実のところ筆者はもう半年くらいオーバーウォッチ2をプレイしていなかったのだが,こういったバックグラウンドストーリーを体験できるPvEモードをプレイしてみると,モチベーションがグググッと復活した。

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 ちなみに,これまでのオーバーウォッチの世界を知らないという人でもバックグラウンドが分かるように,ゲーム内の情報データベースにはテキストでまとめられたストーリーがある。

物語の背景を知って本作を大いに味わい尽くそう!
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 なお,本作は基本無料タイトルではあるが,今回のストーリー任務を永続的に遊ぶにはバンドルパックを購入する必要がある。価格は15ドル程度とのことなので,筆者はポチってフレンドと遊ぼうかなと考えている。
 PvEモード以外にも新たなPvPモード「フラッシュポイント」や新サポートヒーロー「イラリー」の追加,射撃訓練場の実装,各種バランス調整など,「インベージョン」は過去最大規模のアップデートになっている。新たにSteamも対応プラットフォームとなるので,まだまだオーバーウォッチの世界は広がっていきそうだ。

「オーバーウォッチ 2」公式サイト

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