［TGS 2020］「ぷよぷよテトリス2」を“テトリスの神”と“ぷよぷよのトッププロ”が体験。世界最速プレイの様子が公開された生配信をレポート

　2020年9月26日に配信されたセガ・アトラスの公式番組「セガアトラスTV」のDay2にて，「ぷよぷよテトリス2」（PS5 / PS4 / Xbox Series X / Xbox One / Switch）の生配信が行われた。本配信は，12月10日に発売される「ぷよぷよテトリス2」のプレイを世界で初めて公開するという趣旨の番組だ。新ルール「スキルバトル」の説明やぷよぷよのプロプレイヤーによるエキシビションマッチが行われた配信の模様をお伝えしよう。


　冒頭では，本作プロデューサーの細山田水紀氏からゲームの概要が語られた。「ぷよぷよテトリス2」は，「ぷよぷよ」と「テトリス」を融合させた「ぷよぷよテトリス」シリーズの最新作。搭載ルールは新たなものを含めた全12種類で，オーソドックスな「VS」のほかに「ぷよぷよ」と「テトリス」のルールが一定時間ごとに変わる「スワップ」，獲得スコアを競い合う「パーティー」などバラエティ豊かな遊びが楽しめる。


　キャラクターは総勢28人が登場予定で，アドベンチャーモードでは，新たな物語が展開されるという。お馴染みのまんざいデモで進行するストーリーは，前作比で約1.7倍と大幅にボリュームアップしているそうで，細山田氏は「お話を作りすぎちゃって入れるのが大変でした」と漏らしていた。




　続いて，本作の新ルール「スキルバトル」について紹介された。スキルバトルは，3人のキャラクターでチームを組んで戦うモードで，各キャラクターが持つ「スキル」を使うという，いつもとは一味違った戦いが繰り広げられる。



　互いに「HP」の概念があるのが大きなポイントで，消したぷよやラインの数によって，相手にダメージを与えられる。HPをゼロにした方が勝利するため，通常ルールのように，上までぷよ/テトリミノが積みあがってしまった場合でもHPが残っていれば，再スタートが可能だ。新ルールについては以下の先行体験レポートも参考にしてほしい。

アドベンチャーモードを進めていくとキャラクターのレベルが上がり，最大で3つのスキルを覚える

このようにぷよ/テトリミノが積みあがっても，HPを1/4消費して復活できる

　ゲームの紹介が終わると，「ぷよぷよ」のプロプレイヤーによるエキシビションマッチが行われた。対戦したのは，プロプレイヤーであるとともに，“テトリスの神”と呼ばれるあめみやたいよう選手と，最年少プロであり，昨年の“SEASON2”で頂点に君臨したともくん選手だ。ルールは「スワップ」が用いられ2本先取した方が勝利となる。


　マッチは細山田氏が「解説できないですね！」とコメントを放棄するくらい高速かつ怒涛の攻撃が飛び交う戦いが繰り広げられた。「ぷよぷよ」と「テトリス」が切り替わるタイミングで攻撃を仕掛けたり，敢えてゆっくりプレイすることでおじゃまぷよ/ブロックが落ちるタイミングを遅らせたりと，両者「スワップ」のルールを生かした戦術を用いていた。両者譲らない状態が続いたが，最後はあめみやたいよう選手が得意の「テトリス」盤面の状態からともくん選手を攻め立て勝利した。


　プレイの感想を求められたあめみやたいよう選手は，「世界で初のプレイができて楽しかったです。従来のスワップルールと変わらない印象で，いつも通りプレイできました」とコメント。一方のともくん選手は「負けた！ という気持ちが強くて，感想が浮かばないです」と悔しさをにじませた。
　前作「ぷよぷよテトリス」では世界一と称された，あめみやたいよう選手のプレイもすさまじかったが，エキシビションマッチという場でも真剣に取り組む，ともくん選手のストイックさもさすがといった対戦だった。

　その後は，なすなかにしの那須晃行さん，中西茂樹さんとプロ選手2人がペアを組んでのチーム戦も行われた。トッププレイヤーの戦いに参戦したなすなかにしの2人は，あっという間にやられてしまっていたが，先ほどのエキシビションマッチのピリッとした空気とはうって変わって，全員が笑いながら和やかに楽しんでいる様子だった。


　最後には，関連グッズの情報や，PS5版/Xbox Series X版「ぷよぷよテトリス2」の発売日が12月10日に決定したこと，9月27日の正午からeスポーツ大会「ぷよぷよチャンピオンシップ TGS 2020特別大会〜四天王アルティメットマッチ」が開催されることがアナウンスされ，番組は終了した。

「ぷよぷよテトリス2」公式サイト

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