プレイレポート
[TGS2022]ソウルライクなSFファンタジーRPG「The Last Oricru」試遊レポート。プレイヤーの選択でストーリーが大きく変わる
The Last Oricruは,チェコのデベロッパであるGoldKnightsが開発中のタイトルだ。剣と魔法のファンタジーと,超科学的なテクノロジーが登場するSFを融合させた世界設定となっている。
テラフォーミングが進みつつある惑星を舞台として,ネズミのような「ラットキン」と,人間のような「ナボル」という2つの種族による衝突に,主人公が巻き込まれていく。
今回のデモ版では,2つのルートがプレイできた。いずれもストーリーの途中からで,1つはナボルに加担するルートとなる。ナボルの城に攻め込んだラットキンを排除するために戦う。もう1つは,ラットキンと協力するルートだ。城の地下道から潜入して,城門を開け放ち,ラットキンの部隊を突入させるという展開が待っている。
本来であれば,主人公が目覚めた場面からゲームが始まり,主人公の選択次第で,どちらの勢力に味方するのか展開が変化していくという。
なお,ラットキンとナボルの関係性は,ゲームメニューの「関係性ログ」から確認でき,ストーリーを進めると関係性を示す数値が上下する。明確に敵と表現されてないあたり,ストーリーの途中で関係を改善させる要素もありそうだ。ちなみに関係性ログのメニューには,微妙に空いてるスペースがあり,ラットキンとナボル以外に,もう一勢力くらい出てきそうな雰囲気である。
試遊では両方のルートをプレイしたが,今回はラットキンルートの内容を紹介しよう。このルートにおいて,主人公は「魔法」をメインに使う装備を身に付けている。
ゲームが始まると,城壁の門前に集まっているラットキン部隊が見える。主人公は「隊長」と呼ばれる存在であり,部隊のリーダーと思われるラットキンから,「下水道を通って城壁の門を開けてほしい」と頼まれることになる。
試しに「一緒に行くか?」という選択肢を選んでみたが,「それはいい選択じゃない」と拒否されてしまった。来いよ。
城門の左側にある下水道を通っていくと,ナボルの兵が登場するのだが,そこまで強い相手ではないので,魔法でサクッと倒していける。魔法は威力が低く,弾速が速い小魔法と,威力は大きいが,その分隙も大きな大魔法という2種類が使用可能だった。
どちらの魔法もロックした敵に自動で追尾していくのだが,小魔法は弾速が速いためかやや当てづらかった。一方の大魔法は,弾速の遅さが功を奏し,必中と言ってもいいレベルの誘導性能で使いやすい。最終的には大魔法ばかり使ってしまった。なお,装備によって使用できる魔法が変わるようだ。
ちょっとしたイベントムービーを挟みつつ,下水道を突破すると,城壁の門の中に到着する。そこで門を開ければ,ラットキンの兵士が中に突入してくる算段だ。
実際に城門を開けると,城の中に到着するとラットキン兵がなだれ込み,ナボルの兵士を圧倒していた。その様子を見るやナボルは城の門を閉め,籠城する構えのようだった――。と時間の関係で今回の試遊はここまでとなった。続きがどうなるのかや,ボス戦なども気になるところだ。
ファンタジーとSFが融合した世界観だが,剣や魔法で戦うあたり,根幹の部分はファンタジー色が強く,ところどころSF要素が顔を出す。
SF的な要素を挙げると,主人公のレベルアップなどをする場所がホログラムの機械になっており,船長の記録などが確認できる点だろうか。また,ストーリー中に宇宙船からの通信のような演出もあるのだが,全体の割合からするとSF感は少なめだ。もっとストーリーが進めば,SF的な展開が増えてくるのかもしれない。
戦闘システムは,かなりソウルライクな作りになっている。複数の敵に囲まれるとあっという間にボコボコにされるし,1対1の戦いでも敵の動きをしっかり見ないと,雑魚敵相手にあっさりと死ぬ。
装備システムもどこか見覚えのある感じで,軽ければ俊敏に,重すぎれば鈍重になるといった具合に,重量を考慮しながら,装備を身につけていく仕組みだ。
回避とパリィ,スタミナや重量管理,遠距離武器か近距離武器か,あるいは魔法を使うか,いろんなプレイスタイルで楽しめる。ソウルライクなゲームに触れたことがある人であれば,すんなりと入れるだろう。
The Last Oricru公式Twitter
4Gamerの東京ゲームショウ2022特設ページ
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GoldKnights(C)2021 All rights reserved. Published by Koch Media GmbH. Prime Matter is a division of Koch Media GmbH, Austria. Prime Matter and its respective logos are trademarks of Koch Media GmbH.
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