プレイレポート
[プレイレポ]敵を倒して装備を集め,強くなる。新作ルートシューター「The First Descendant」のインプレッションをお届け
本作はいわゆる“ルートシューター”と呼ばれるジャンルのゲームだ。敵を倒したりミッションをクリアしたりして,戦利品を集め,レベルを上げ,自分を強化していく。「Destiny」シリーズや「Division」シリーズを思い浮かべてもらえると早いかもしれない。
本作はSFファンタジーがテーマとなっており,プレイヤーは「継承者」として,イングリス大陸を脅かす侵略者“バルガス”と,アイアンハートと呼ばれる遺物を巡って戦っていくことになる。
ゲームを始めると,最初に「ビエッサー」「レピック」「エイジャックス」という3人の継承者から1人を選択することになる。継承者とはプレイヤーが操ることになるキャラクターたち。それぞれ異なるスキルや特徴を持っており,βテスト段階で13人の継承者が登場するが,初めからすべての継承者が使えるわけではない。素材を集めて研究することで使用できるようになる。
筆者が最初の継承者として選択したのはレピックだ。グレネードを投擲したり,義手である右腕をランチャー化して敵を一掃するアクティブスキルが使用可能で,シューターが使いやすそうなスキル構成となっている。
継承者を選択すると,チュートリアルを含んだプロローグがスタートする。運び屋であるバニー(継承者の1人,後々使用できる)を守りつつ,アイアンハートを回収してくる,というものだ。ストーリーについては実際にプレイして確かめてほしいので割愛するが,ここでは基本的な戦闘方法と移動方法,本作のアクションの要であるグラップリングフックの使い方などが学べる。
プロローグが終われば,本格的なゲームスタートだ。アルビオンと呼ばれる拠点を軸にさまざまなクエストをこなしていくことになる。侵略者によって占領されているフィールドを徐々に解放していく方式でストーリーが進んでいく。フィールドには通常状態で敵はいないため,フィールドに用意されたミッションを受注して敵と戦うことになる。ミッションの内容は「妨害してくる敵を排除しながらデータベースをハッキングする」「敵を倒してドロップするアイテムを集める」「敵をせん滅する」といったものがある。ストーリーはそれらのミッションをいくつかクリアすると進んでいく。
継承者をレベルアップ。装備とモジュールで自分のプレイスタイルに合わせて強化
本作の戦闘は,3つの銃器と継承者ごとに異なる4つのスキルを駆使して行う。武器はアサルトライフル,タクティカルライフル,スナイパーライフル,ショットガン,ランチャー,ハンドキャノンなどさまざまな種類が用意されており,その中から自分のプレイスタイルにあった3つの武器を選んで戦うことになるだろう。こうした武器は敵を倒したり,クエストを遂行したりすることで入手していく。
また,装備にはレベルとレアリティが設定されており,高いほど強力になっていく。レアリティが高い装備にはステータスを上昇させる効果も付与されるようになる。終盤になればこれらのステータスを考慮した装備を考えることになると思うが,序盤はより強力な武器が次々と手に入るので,そこまで気にしなくていい。
継承者自体も戦闘をこなして経験値をためることでレベルアップしていく。継承者のレベルが上がるとステータスが向上したり,新たなアクティブスキルが使用できるようになる。レベルは継承者ごとに設定されているため,新たな継承者を開放して使用するときはレベルは1からだ。しかし,武器自体にレベルはあるものの装備制限はないため,強力な武器を使って育てることが可能で,レベリングで苦労することはあまりないだろう。
また,継承者や武器を強化する要素として「モジュール」というものがある。継承者のステータスアップや,銃の連射速度アップなど,モジュールにはかなりの種類が用意されている。モジュールは無制限に装備できるわけではなく,「容量」というコストが必要で,その範囲内で自分のプレイスタイルに合わせた組み合わせを考えていくことになる。
モジュールは素材を使うことで強化することが可能で,各種性能が向上するが同時に必要容量も増える。これまで使っていたモジュールが容量不足で使えなくなることもあり得るので,強化は計画的に行おう。
各種の装備,モジュール,そして継承者の組み合わせで,プレイスタイルの幅は広く,自分に合った戦い方を見つけることができそうだ。
超大型の敵に挑む協力型コンテンツ「ヴォイド攻略戦」
本作にはストーリー以外にも特定のクエストをクリアすると挑戦できる「ヴォイド攻略戦」というコンテンツが用意されている。超大型の敵「巨神」に最大4人の仲間とともに挑むボス戦的なコンテンツだ。仲間とは自動でマッチングされる。
巨神は通常の敵と異なり,強力な攻撃を繰り出したり,暴走状態になったりと,通常のクエストで戦う敵とは一味違う戦いが楽しめる。挑む前に目標となる巨神の詳細情報が確認できるので,破壊可能な弱点部位や弱点属性などを確認して,しっかりと準備して挑戦するのがおすすめだ。
また,各フィールドに用意されている「特殊作戦」で手に入る「アモルフォス」というアイテムを持っていると,ヴォイド迎撃戦クリア時に,継承者を開放するための研究素材が手に入る。新たな継承者を使いたいなら,積極的に挑戦することになるだろう。
序盤のプレイフィールだけで言えば,サクサクとストレスなくプレイでき,グラップリングフックを利用した立体的で高速な機動も相まって,アクションの気持ちよさもある。ドロップした装備やモジュールを付け替えて,どんどん強くなるのが実感できて楽しい。
限られた時間でのプレイだったのでゲーム後半のエンドコンテンツをプレイできたわけではないが,高レベルのヴォイド攻略戦などはかなりやり応えがありそうで,「より強さを求めていく」というルートシューターの楽しみは存分に味わえそうだ。
冒頭にも記載したようにクロスプレイ・オープンβテストが2023年9月19日から9月25日23:59まで開催される。特設サイト(外部リンク)から登録可能だ。少々短めのテストになるが,「The First Descendant」がどんなゲームなのかを知るいい機会なので,気になる人は参加してほしい。
「The First Descendant」公式サイト
「The First Descendant」βテスト登録サイト
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