「アサシン クリード シャドウズ」についてUbisoftが声明を発表。魅力的な歴史フィクションを描くゲームであることを強調

　Ubisoftは2024年7月23日，同社の日本語公式Xアカウントで「アサシン クリード シャドウズ」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）開発チームから日本コミュニティへ向けた声明を発表した。

　「アサシン クリード シャドウズ」は日本の戦国時代末期を舞台とした「アサシン クリード」シリーズ最新作。優れた伊賀忍者である奈緒江と，屈強なアフリカ人の侍である弥助の，2人の視点から交差する物語が描かれる。


　今回の声明は，歴史表現について日本のユーザーに懸念を生じさせたことに対する謝罪と，本作における開発意図と開発に関する決定についての説明を行うものだ。

　今回声明が発表されたのは，日本の専門家がゲームを監修し，「正確な歴史を描いている」と同社が述べているのにも関わらず，実在した人物・弥助が侍として描かれていることや，トレイラーに登場する建物の造形の甘さに対する批判が集まったためだ。


　声明では，敬意を持った表現で戦国時代の日本を描くことに注力してきたことが前置きされ，「アサシン クリード シャドウズ」を含む「アサシン クリード」シリーズのゲームは史実や歴史上の人物を再現するために作られたものではなく，「魅力的な歴史フィクション」を描くものであることが強調された。
　
　これまで発表されたゲームの映像はすべて開発中のものであり，ゲーム本編の内容に関しては，ユーザーの意見に基づき，改善の努力を続けていくとしている。
　
　また，議論の的になっている弥助についても説明され，「アサシン クリード」シリーズはあくまでも歴史上の実在の出来事や人物にインスパイアされたフィクションであり，弥助は魅力的で没入感のあるゲーム体験を作り上げるための理想的な登場人物候補であったとしている。


　声明の詳細は，Ubisoftの日本語公式Xアカウントを確認してほしい。

『アサシン クリード シャドウズ』開発チームより、日本コミュニティの皆様へ pic.twitter.com/LYNZUx6P8k

— Ubisoft Japan (@UBISOFT_JAPAN) July 23, 2024

「アサシン クリード シャドウズ」公式サイト