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[TGS2022]“かわいいシーマン”とプチ注目? 人魚育成アクアリウム「マイメード -my Mermaid-」の展望を聞いてみた
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印刷2022/09/16 14:24

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[TGS2022]“かわいいシーマン”とプチ注目? 人魚育成アクアリウム「マイメード -my Mermaid-」の展望を聞いてみた

 東京ゲームショウ2022の開催直前のこと。並み居る大手メーカーの新作ゲーム群が押し寄せるお祭りのなか,4Gamerに掲載した以下の記事がプチ伸びしていた。
 そのタイトルは,ゲーム制作などを手がけるスタジオ スレッジハンマーの新作「マイメード -my Mermaid-」iOS / Android)。人魚をめでて,アクアリウムを作るという内容で,“かわいいシーマン”)なる注目をされていた。
※シーマンとは,ビバリウムが開発した育成シミュレーションゲームに登場する,架空の生物のこと。

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 スタジオスレッジハンマーは本日(2022年9月12日),新作人魚育成ゲーム「マイメード -my Mermaid-」を発表した。リリース日は未定。また,9月15日から9月18日まで開催されるTGS 2022の会場にて,デモ映像の公開を予定している。

[2022/09/12 15:02]

 同社は,TGS 2022内のスマートフォンゲームコーナー(5-C02)にブースを構えており,マイメードを映像出展している。デモの内容は,水中のバレリーナこと「土佐錦(トサキン)」が,HUDも何もない海中で優雅な遊泳を見せてくれるというもの。率直に言ってしまえばそれだけなのだが,読者の反応を目にして興味を持ったため,TGS 2022初日の朝一にブースを訪ね,話を伺った次第である。応対してくれたのは,スタジオ スレッジハンマーの代表取締役社長/CEOである澁谷康宏氏だ。

現状の看板人魚「土佐錦(トサキン)」
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キャッチコピーは「人魚の声を、聞いたことがありますか?」の模様
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赤い土佐錦のほか,黄色い「ラビドクロミス・カエルレウス」,青い「青文魚」もいる。これが今のマイメードのビジュアル面を支える三人娘……いや三人魚?
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 結論から言えば,本作の出展は「まずはタイトル発表の意思表明のためのTGS」であるという。具体的なゲーム内容は構想こそ整えているものの,現時点ではこれから本格的な開発に着手するといった状態だった。

 ここであらためてゲーム概要をおさらいすると,プレイヤーは人魚と交流できる不思議な力を使い,“マイメード”と呼ばれる人魚たちとの生活を送る。彼女たちは“セカイを浄化する歌声”を持つが,出会った当初は声も出せない。人魚だけに,と言っていいかは出典が問われるだろうか。

 また,アクアリウムフォーミングと題して,マイメードが住まう海中に水草を生やしたり,アンティークチェアを置いたり,お家やお城を作ったりもできるようになるという。金魚鉢に仕立てるか,はたまた水中都市を築くのか,すべてはその人のセンス次第となりそうだ。

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 澁谷氏には直球で「このゲームはかわいいシーマンですか」と尋ねたところ,「まさにそのとおりです」と同調してくれた。
 事の発端は,Cygamesのクロスメディアコンテンツ「ウマ娘 プリティーダービー」を目にしたとき,「魚の美少女化って(ないことはないかもしれないがそんなに)ないかも?」と思い,ゲーム開発者らしく組み合わせの妙で発想したという。

 声をなくしたマイメードたちは,交流を重ね,めでることで,最初は人魚らしい言語(と言われると抽象的すぎるが,要するに単音の発声みたいなものだろうか。ボイス収録時のディレクションに期待したい)しか話せないが,そのうち人間のように言葉をしゃべるようになるそうだ。いきつく先が友情か,恋愛か,それについては模索中とのこと。

 デザイン面に関しては,ディズニーの「リトル・マーメイド」のようなグローバル路線ではなく,最初から「日本向けのアニメ調な美少女で!」と調整したそうだ。

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 肝心のゲーム内容については,前述のとおり。これから本格的に開発を開始するといった状況のため,なにができているかよりも,なんでもできるというようなステータスと言った方が適切だろうか。

 TGS 2022公式サイトに掲載された出展社情報によると,対応機種はスマホ(iOS / Android)となるが,さらなるプラットフォームへの展開など,冗長性を大事に歩みはじめたばかりだ。
 「肝心の」と言っていいか分からないが,「人魚にマイクでしゃべりかける音声認識機能」なども,もちろん検討はしているらしい。ただ,自分たちの力だけでできるかどうかを検討中というよりは,今回の発表とTGS出展を皮切りに,本作の開発始動に伴って協力してくれる強力なパートナーを探しにきていたわけである。

 彼らの意気の入った歌声は,電波に乗って当初の想像よりもはるかに多くの人たちに届いた。かといって,上位の機能を追求すればキリがなさそう。最低限にとどめれば,陸地に待つ王子様たるプレイヤーたちにかける声を失いかねない。実に難題だろうが,こういった取捨選択の決断がまさにゲーム開発であり,未完成から発売済みまで玉石混合のゲームが顔見せする,TGSという場ならではの,ここ2年のオンライン開催では感じなかった,肌で味わうお祭りというものをあらためて実感する。

 最後に一言聞いてみた。

「来年はもっと,イイ感じになってますかね」

「来年はもっと,数十体のマイメードを画面に映してあげたいですね」

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スタジオ スレッジハンマー公式サイト

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