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可愛らしい謎解きや,重力反転する高難度プラットフォーマーなど。ジャンルも面白さもさまざまな,Ysbryd Games出展ゲームをレポート
可愛い子猫がお母さんを捜す,戦闘のないアクション「Everdeep Aurora」
Nautilus Gamesが開発する「Everdeep Aurora」は,探索がメインのアクションゲームだ。対応機種はPC(Steam)とNintendo Switchで,PC版は2024年に発売予定となっている。
流星群が降り注ぎ,動物たちが地下に避難していく世界で,母がいないことに気付いた主人公の子猫「シェル」は,ドリルを片手に地下へと掘り進む。地下に隠された世界で,シェルはさまざまな悩みを抱えた生き物たちと出会っていく……。
本作は戦闘がなく,地下に掘られた無数の穴の中を,ドリルを使ってルートを切り拓いていく。すでに存在する地形をうまく使って鉱石や宝箱のところにたどり着ければ気分は爽快だ。
ドリルを使うとエネルギーが減っていくため,要所にある施設で補給する必要があるのだが,もし途中でエネルギーが尽きても,すぐにキャンプファイヤー(チェックポイント)まで戻れる親切設計が嬉しい。
地下にはいろいろな建造物が埋まっており,中には動物たちが住んでいることも。上手くジャンプを使って動物たちのところに行き,願いを叶えてあげれば,さまざまなアイテムが手に入り,行動範囲がさらに広がっていく。
可愛らしいキャラクターデザインと,特徴的なモノトーンのドット絵,雰囲気のある音楽が印象的な本作。地形がランダム生成されるためリプレイ性もあり,一休みしたい人や,激しいアクションが苦手な人でもじっくりと楽しめそうだ。
重力を反転させ,数々のトラップをくぐり抜ける。高難度ホラープラットフォーマー「LOVE ETERNAL」
「LOVE ETERNAL」は,brlkaが開発中の2Dアクションゲームだ。PC(Steam) / PlayStation 5 / PlayStation 4 / Xbox One向けに2025年の発売が予定されている。
主人公の「マヤ」はフラストレーションを抱えつつ家族と暮らす10代の少女だが,日常生活の中で突如として謎の城に転移してしまう。マヤができるのは,ジャンプすること,そして重力を反転させること。地上にいる時に重力を反転させれば,天井に向けて“落ちて”いくし,さらに反転させれば地上へ“落ちて”いく。
壁や天井には触れると一発でミスになるトゲやレーザーといったトラップが一杯で,それらをギリギリですり抜けつつ天井へ“落ちる”のはスリル満点。突破不可能に思えた場所を,気付きと試行錯誤で抜けられた時などは,パズルが解けた時のような気持ち良さがある。なお,本作は「narrative-heavy horror platformer」を謳っており,ホラーテイストが強めになっている。
マヤが重力を反転できるのは1回のジャンプにつき1回のみ(着地しないと再び重力反転できない)だが,ゲームが進むとジャンプ中に重力反転の回数が1回増える赤い結晶が登場し,難度が急上昇する。ルートを探るパズル的な思考と,空中で結晶を回収してタイミング良く重力反転するテクニックが問われ,忙しさがスリリングで心地いい。難所の前には必ずチェックポイントが用意されているので,リトライが素早いのも嬉しいところだ。体験版のラストには驚愕の展開も待ち受けているので,気になる人はぜひプレイしてほしい。
最良の結果を求めて試行錯誤する,JRPGリスペクトの「Demonschool」
「Demonschool」はNecrosoft Gamesが開発中のタクティカルRPGだ。こちらは2024年9月13日に発売が予定されており,対応機種はPC(Steam),PlayStation 5,PlayStation 4,Xbox Series X|S,Xbox One,Nintendo Switch。
「真・女神転生」からインスパイアされたという本作は,主人公の「フェイ」が,タフな「デスティン」,写真オタクの「ナマコ」,現実主義者の「クヌート」といった仲間たちと親交を深めつつ,悪魔が起こす怪事件に立ち向かっていくという物語だ。
学園生活とバトルを両立したり,日常で起こるさまざまなイベントで仲間たちの好感度を上げたり,日付が変わる際にカレンダー的な演出があったりと,「ペルソナ」からの影響も大きいようだ。
本作の戦闘システムは実に個性的だ。まず味方の動きをプロットするフェーズからスタートし,戦略を練ったら実行フェーズへ移る。プロットフェーズで予定したとおりに味方が動き,上手くいけば大ダメージを与えられるという流れになる。
フィールドにいるキャラクターは,共通リソースの「AP」を使って移動させられるが,自由な位置で止まれるわけではなく,チェスのキングとナイトを合わせたような独特のステップで移動する。本作には,シミュレーションRPGで移動後に使う「攻撃」や「回復」といったコマンドはなく,移動先で敵に触れるとダメージを与えつつ吹っ飛ばしたり,自分と位置を入れ替えてデバフをかけたり,仲間を回復してバフを与えたりできる。
また,APと攻撃後のリアクションをうまく使い,敵を挟み込んだり,仲間に押しつけたりすれば「コンボ」が発動し,カットインとともに大ダメージを与えられる。「ザーッ」「パシャパシャパシャ」といったカタカナで擬音が入るあたりも,JRPGへのリスペクトを感じられる。
有限のAPを使いつつ,敵味方の位置関係を考えなければならないわけだが,前述のプロットフェーズは何回でもやり直せるのがポイントだ。最良の結果を求めての試行錯誤が簡単にできるので,シミュレーションRPGのファンにとっては嬉しいシステムといえるだろう。体験版の仲間3人でもけっこう奥深い印象を受けたが,製品版では15人のキャラクターが登場するというから楽しみだ。
「Everdeep Aurora」「LOVE ETERNAL」は「IF-42」,「Demonschool」は「C-01」ブースに出展されている。イベントに足を運ぶ予定の人は,ぜひ立ち寄ってほしい。
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- ライター:箭本進一
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