中世イングランドの農奴として長い月日を生きてゆく。歴史生活シム「Under the Yoke」が3月28日にSteamで発売

　イギリスのゲームスタジオPriory Gamesは，中世イングランドを舞台にした生活シミュレーションゲーム「Under the Yoke」（PC）を3月28日にSteamでリリースすると発表した。本作では，ノルマン〜プランタジネット王朝のイングランド250年間を，農奴として体験することができる。

　ゲームは，1085年からスタートする。プレイヤーは小作人となり，1エーカーの土地とボロボロの小屋，冬を越すための最低限の食料を与えられる。そこから，家族を何世代にもわたって導いていくのがプレイヤーの役目だ。登場人物にはそれぞれ個性や特技，ニーズがあり，生活のあらゆる面に気を配る必要がある。


　ゲーム中には農業，薬草栽培，料理，牧畜，大工仕事，裁縫など，中世の農奴の仕事を体験できる50以上のアクティビティが用意されている。作物を育てたり家畜の世話をしたりしながら，季節の移り変わりと市場の価格変動に翻弄される農奴の生活を追体験できるのだ。
　また，家具作りにも力を入れることで，自作の家具を使って小屋や庭を改装し，商品の価値を高めることもできる。政治の世界に足を踏み入れ，村の選挙に出馬したり陪審員に選ばれたりするのも自由だ。領主との交渉を重ね，農奴から自由民へと身分を上げることを目指すのもよいだろう。


　開発元のPriory Gamesは「ゲームには何百ものユニークなイベントが用意されており，プレイするたびに新鮮な体験ができます。プレイヤーの選択が家族の運命を左右し，時代とともに歴史が動いていくでしょう」とコメントしている。

　「Under the Yoke」は，現在無料の体験版がダウンロード可能となっている。ただし日本語には未対応で，価格は未定だ。中世ヨーロッパに興味がある方は，250年分の農奴人生を体験してみてはいかが。

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— Under The Yoke (@Under_The_Yoke) November 24, 2023

Priory Games公式サイト