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国民的アイドルグループの元メンバーやビッグダディの元妻,女子プロレスラーが「龍が如く」愛を語る。「ミナト区系女子オーディション」レポート
このオーディションは,国内在住の満20歳以上の人を対象に,「龍が如く」シリーズ最新作に登場する“ミナト区系女子”として出演したい人を募集するもの。合格すると,CG・実写でのゲーム内出演だけでなく,同作に関連する様々なプロモーション活動に参加できる。
6月23日には,書類選考を通った人の二次審査・面接が行われた。審査員は,龍が如くスタジオ代表・制作総指揮の横山昌義氏,龍が如くシリーズチーフプロデューサーの阪本寛之氏,「龍が如く」最新作プロデューサーの堀井亮佑氏, 龍が如くシリーズグローバルプロダクトマネージャーの山藤雅也氏,そして龍が如くシリーズ ブランドマネージャーの向 大地氏の5名。審査は一日を通して行われたようだが,一部がメディアに公開されたので,その様子を紹介する。
「『龍が如く』最新作 ミナト区系女子オーディション」開催決定。シリーズ最新作に“ミナト区系女子”として出演できるチャンス
セガは2024年5月10日,「『龍が如く』最新作 ミナト区系女子オーディション」の開催を発表した。これは,同社が開発中の「龍が如く」シリーズ最新作に,“ミナト区系女子”として出演するキャストを募集するもの。合格者はCG,実写でゲーム内に出演できるほか,さまざまなプロモーション活動に参加できるチャンスだ。
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- 編集部:Chihiro
二次審査の会場は,東京・大崎にあるセガ本社だ。いつもなら,いかにもビジネスマンといった風情の人々が闊歩しているビルのエントランスなのだが,当日は華やかな雰囲気の女性がそこかしこに立っていて,なかなかに珍しい光景となっていた。
ただその表情は一様に硬めで,オーディションを受ける彼女たちにとって,この日この場所は特別なものであることがうかがえた。
ところで,みなさんは“ミナト区系女子”というワードから,どんな人物像をイメージするだろうか。筆者の場合,六本木や青山,赤坂など,港区周辺のおしゃれなレストランやバーに出没しそうな,品はあるがお堅くない,清楚で素敵な女性が思い浮かんだ。
そんな彼女たち普段の姿は,大学生やモデル,芸能人,CA,看護師,IT企業の社員……などなど本当にさまざま。セレブたちの華やかな世界に関わること自体が目的の人もいれば,本人がビジネスでの成功するための「足がかり」を探していたりと人それぞれなところもあり,どこかふわっとしたカテゴライズでもある。
そんなミナト区系女子が,「龍が如く」最新作にどのように関わってくるのかは気になるところ。また,港区女子ではなく“ミナト区系女子”となっているところに,何か重要なポイントがありそうでもある。
今回取材できたのは,当日の3組目と4組目となった2グループだ。
1グループ目は,現役医師の大澤あいりさん,女子プロレスラーの壮麗亜美さん,看護師でキャバクラ嬢としても働いている金剛寺あやさん,韓国出身で武術系グラビアアイドルとして活動しているイ・リンさん,元モデルで現在は主婦の望月 怜さん,アイドルグループ“かかかぶぶぶききき!!!”のメンバーであるTSUBASAさんの6名。中には,2回目のオーディション参加といった人もおり,みな場慣れしている感じであった。
大澤あいりさん |
女子プロレスラーの壮麗亜美さんは,横山氏の希望もあって向氏を相手に逆エビ固めを披露 |
金剛寺あやさん |
イ・リンさん |
望月 怜さん |
「ボディタッチしているようで,じつはタッチしていない」真空ボディタッチ(?)で,男性をドキッとさせてしまうことがあるというTSUBASAさん |
2グループ目には,会社員で「龍が如く7 光と闇の行方」との出会いから人生が変わったという久(きゅう)さん,セクシー女優で配信者としても活動している本郷 愛さん,グラビアアイドルやレースクイーン,役者として活動しつつ,自身で立ち上げた会社も経営している藤白ちらりさん,ドキュメンタリー番組「痛快!ビッグダディ」に出演していたビッグダディの元妻であるミナコさん,大阪でキャバクラ嬢として活動していたみりさん,そしてアイドルグループ・櫻坂46の元メンバーである松平璃子さんの6名が登場した。
1グループ目以上に,バラエティに富んだ顔ぶれで,なんだか「龍が如く」シリーズのサブストーリーを遊んでいるときような,どこかシュールな感覚になってしまった。
大きなチャンスを前に,感極まって涙する久さん。さらに「トロピカルフラワーの極み」も披露してくれた |
本郷 愛さん |
藤白ちらりさん |
シリーズのキャラクターたちと「結婚したい」と語っていたミナコさん。横山氏が,とても楽しげに話を聞いていた |
みりさん |
炎上の末に,「もはや痛みを感じなくなってしまった」と牧之原聡太のようなことを言い出した松平さん |
オーディション参加者たちの話を聞いていると,みな「龍が如く」への出演をきっかけに「新たな自分」に変わろうとしているように感じられた。彼女たちの前へと進もうとする気持ちは,一度はどん底に落ちながらも再度這い上がっていった春日一番や,その仲間たち,そしてサイドストーリーで出会った顔ぶれをどこか思い起こさせるものでもあった。
2グループのオーディションが終わったあと,横山氏と阪本氏,堀井氏の3人がミニインタビューに応じてくれた。
オーディションの意図などを聞かれた横山氏は,「じつはミナト区系と“系”が付いているところにヒントがあって,ダイレクトに“それ”ではないところに秘密が隠れています。禅問答みたいな話ですが」と述べていた。
この“ミナト区系”が,ゲームの舞台を含めた全体に関わるものなのか,それとも今回のオーディションで選ばれ,出演することになった人たちだけに関係するのかも気になるところ。
阪本氏は,多彩な顔ぶれが集まったことに触れ,「前回の生キャバ嬢オーディションの盛り上がりの結果か,いろいろな業界ジャンルからのエントリーがあり,波及効果を感じています」と,オーディションの確かな手ごたえを語っていた。
堀井氏は,「どんな役かもわからないまま応募してくれた方たちだけに,シリーズへの愛や僕らと一緒にやりたいというパッションを持った方が多く嬉しかったです」とコメントし,顔をほころばせていた。
余談だが,セガの所在地である大崎は東京都港区の南隣りにある品川区である。もう少し北なら「セガもまたミナト区系ゲーム会社」と本稿を締めることができたのだが……。
なにはともあれ,「龍が如く」シリーズの最新作が楽しみである。
「『龍が如く』最新作 ミナト区系女子オーディション」特設サイト
- 関連タイトル:
龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii
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