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[TGS2023]防音&高速回線の「ゲーミングマンション」で快適なゲーム環境が手に入る。第2弾は世田谷経堂のマンションが12月に登場
昨年の東京ゲームショウでは,小さなブースを壁際に出していただけだった(関連記事)ゲーミングマンションだが,今年はブランディングを目的に,メインの通路沿いに大々的に出展しており,かなり目立つブースになっていた。今年も話を聞いてみたので,紹介していこう。
さて,まずはゲーミングマンションとは何を指すかだが,もちろんカラフルに光るわけではない。リブランマインドが展開している,ゲーマーや配信者が思いっきりゲームを楽しめる環境を整えたマンションである。
より正確に言うならば,同社はもともと,ミュージシャンに向けた防音マンション「ミュージション」を20年以上前から展開している。集合住宅で音楽をやるには,防音施設がしっかりしていないと,お隣さんから苦情がくるであることは想像に難くない。防音室をあとから追加する方法はあり,今年の東京ゲームショウでもいろいろな防音室が展示されていた(関連記事)が,そもそも最初から遮音性の高い部屋なら,存分に音楽に打ち込める。
また,喉を傷めないよう防音室の換気がしやすかったり,インターホンで音が鳴らないよう光で知らせるタイプになっていたりといった工夫も施されている。なお,2023年9月現在で,1都3県に31棟のミュージションが用意されているとのことだ。
そんな事業を展開する中,コロナ禍をきっかけに,ミュージシャン向けの物件であるはずのミュージションに,ゲーマーからの問い合わせが増えてきたのだという。配信やボイスチャットを“壁ドン”の心配なくやりたい,というわけだ。
そうしたニーズに応えるために,新たに始動したのが「ミュージション プラス」。すなわちゲーミングマンションなのである。「プラス」になると何が違うのかと言えば,回線だ。ミュージション プラスでは,全戸が10Gbpsに対応し,高速ネット回線が利用可能となっている(任意契約)。
2022年に,初のミュージション プラスとして浅草にマンションを作ったところ,全19戸が3,4か月で満室に。そのうち,半分近くはまったく楽器をやらない入居者だったそうだ。
今年の12月には,2棟目として24戸のマンションが世田谷区の経堂にできる予定だ。部屋のサイズは25平米(1K)や50平米(2LDK)で,家賃は相場の1.3倍程度になるという。ちなみに,カプコンの「エグゾプライマル」のキャンペーンで,ゲーミングマンションに1年間,家賃0で住めるというものがあった(関連記事)が,その物件がここである。
第1弾の浅草の人気を考えると,ゲーマー向けのマンションが気になる人は,情報を追っておいたほうがよさそうだ。
「ミュージション」公式サイト
4Gamer「東京ゲームショウ2023」掲載記事一覧
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