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ゲーム業界就活イベント「キャリアクエスト」開催。国内ゲームメーカー10社が集結し,業界で働きたい学生に向けて説明会&個別面談を実施
このイベントは,ゲーム業界に優秀な人材を集め,業界のさらなる発展を望む両社によって企画,実現したもの。初開催となる今回は,2026年3月/9月,および2027年3月に大学・大学院・専門学校を卒業するゲーム業界志望者を対象としている。
本稿では,当日の会場をレポートする。
イベントの参加申し込み受付は,6月6日にスタートした。しかし,早々に当初の募集人数に達したことから,6月19日に枠を増やして受付を再開している。
当日は2部制で行われ,それぞれ300名を超える学生が参加する大盛況となり,ゲーム業界を志望する参加者の熱量の高さがうかがえた。
会場では国内のゲーム企業10社がブースを出展し,企業説明会や質疑応答,インターンシップ紹介などが行われた。第1部,第2部はそれぞれ5枠(各30分)に分かれており,すべての枠で会社を紹介をするメーカーもあれば,ビジネス職とクリエイター職を交互に紹介したり,さまざまな職種を紹介したりと,その内容は各社さまざま。多くの参加者が熱心にメモを取っている姿が見られた。
■説明会出展企業一覧(50音順)
株式会社アトラス
株式会社Aiming
株式会社カプコン
株式会社コーエーテクモゲームス
コナミグループ株式会社
株式会社セガ
株式会社スクウェア・エニックス
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
株式会社WFS
株式会社ラセングル
また,コナミグループ,セガ,ラセングルの3社は,主に開発職を目指す参加者を対象に個別面談を実施していた。イベント自体の参加希望とは別に申し込みが必要で,参加者は自身の作品のポートフォリオなどを提出して面談に臨んだ。ゲーム業界での活躍を具体的に思い描いている人向けと言えるだろう。
第1部,第2部とも1枠あたり15分の面談が実施され,各社の担当者が参加者のアピールに耳を傾けつつ熱心にアドバイスを送っていた。
第1部と第2部の合間には,特別企画「PRタイムを獲得せよ 企業対抗ゲーム大会」が開催された。今回出展している10社の代表者が自社のPRタイムをかけて,「スーパーボンバーマン R 2」の対戦モードで競うという催しだ。社内の選抜大会を勝ち抜いてきた猛者,「ボンバーマン」シリーズは久しぶり,または初めてという各社の代表者が対戦した結果,意外(?)な名勝負や番狂わせが次々に展開され,会場は大いに盛り上がった。
優勝者には1分,決勝進出者に30秒,予選敗退者には15秒のPRタイムが与えられたが,アピール用のテキストを入念に準備してきた人,QRコードを提示する人,その場で考える人など,各々の人柄や社風が垣間見える一幕となった。
冒頭に記したとおり,担当者の予想を超えた大盛況となった今回のイベント。次回の開催は未定だが,今後も継続して開催したい意向はあるようだ。ゲーム業界を志望する学生の皆さんは,ぜひ続報をお待ちいただきたい。
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